0464Vita 12

0464Vita 12



12月1日


人生を変えるためには、新しい選択をしなければならない。
といっても、怖いことではない。
何かを選択するとき、「理想の自分」から選択するようにするだけだ。
食事のメニューにしろ、時間の使い道にしろ、理想の自分の目から見て、選択する。


12月2日


クリスマスの朝の子供のように、期待に胸を躍らせて就職したというのに。
最初のハードルであきらめてしまった人の、なんと多いことか。
だが幸いなことに。
リトライの時間はまだ、たっぷりある。


12月3日


思い通りに運ばなくなってきたときこそ。
「取り組み姿勢」が試される。
取り組み姿勢によって、結果が変わる。
取り組み姿勢がダイレクトに結果に反映される。


12月4日


何が起こっても乗り越えることができる方法。
それが、「真剣に取り組む」ことなのだ。


12月5日


行動を起こしても成果が現れない場合は。
「間違った行動をしている」か。
「行動が足りない」か。
そのどちらかだ。
成果はとても恥ずかしがり屋なのだ。


12月6日


決定権が増えれば増えるほど、人生は豊かになる。
住む場所。
暮らし方。
朝起きる時間。
夜眠りにつく時間。
食事の内容。
時間の使い方。
物事のやり方。
などなどに対して、決定権が増えれば増えるほど、人生は豊かになる。


12月7日


好きなことをはっきりさせるための良い方法。
それは、「好きではないことを捨てる」ことだ。
ただし、捨てられないもの=好きなこと、であるとは限らない。
ためらいがあって捨てられない、という場合もある。


12月8日


では、ためらいをなくすにはどうすればよいか?
簡単だ。
「年を取ること」だ。


12月9日


20代は、可能性にあふれ、感動する心も大きい。
だから逆に、挫折感も大きい。
ということを30代でようやく理解する。
そして、あの挫折感はほとんど誇大妄想だったと気づく。
ここから、本当の復活が始まる。


12月10日


自分は、本当は何が好きなのか?
それを考える時間を持つことなく、就職してしまったのだ。
「好きなことでは食っていけない」という観念を味方にして。
「現在の大人が良いと言っている企業の中から選ぶ」という観念を味方にして。


12月11日


その結果。
たしかに、食っていくことには困らなかった。
その代わりに、「なんのために生きているのか?」、生きがいがわからなくなった。


12月12日


「なんのために生きているのか?」
なぜ、生きがいがわからなくなったのか?
好きなことをしていないからだ。
好きなことを持っていないからだ。


12月13日


「好きなことでは食っていけない」と言われた。
しかし、実際はそんなことはない。
好きなことで食っていっている人はいる。
好きなことで食っていけないのは、「本当に好きなことではない」か「他人を喜ばせる度合いが低い」場合なのだ。
つまり、集中力や真剣さが足りないから、なのだ。


12月14日


考えてみると。
好きなことでなくても、集中力や真剣さがを注がない人は、食っていけなくなる。


12月15日


逆境を乗り越えるコツ。
それは、「逆境と感じないぐらいに、自分のやることに集中すること」だ。


12月16日


と言っても、逆境は悪いことばかりではない。
逆境には、好ましい効果がある。
それは、「自分の意思と方向をより明確にしてくれる」ことであり。
そして「やり上げるためのより効果的な手段を発見」させてくれることである。


12月17日


自分の望む生活スタイルが実現してから、味わい、楽しむのではなく。
自分の望む生活スタイルを描くこと自体を味わい、楽しむのだ。


12月18日


一生記憶に残るような、心底「美味しい」と思えるような、ワイン。
そのワインは、20年熟成されている。
この味わいになるまでに、20年かかっているのだ。


12月19日


学校で優秀だった人が、社会人になってぱっとしなくなった。
その理由は簡単だ。
学校で優秀というのは、「大人の求め、期待により正確に応じられる能力が高い」ということなのだ。
学業優秀=順応能力が高いということだ。
ところが、社会に出てからは、求めや期待は半分で、あとは「自分で考えて行う」必要が出てくる。
順応能力の高さは、実績を生成する必要能力の半分に過ぎなくなった、ということだ。


12月20日


しかし、この順応能力の高さは、社会人になってからも十分使える。
どのように使うか?
それは、「社会全体の求めに応じるよう、自分を動かす」ところに使える。
例えば、田舎の実家に帰って、町おこしのために観光業を立ち上げるとか。
町全体を盛り上げる活動をするのだ。
「人々のニーズに応える」
そのような使い方をすれば、その能力は活きる。


12月21日


誰かの希望に自分を合わせる生き方で、得られる喜びは最大90%ぐらいだ。
しかし、誰かの希望に自分を合わせるのを辞め、自分が本当に好きなことを選び突き進む道で得られる喜びは、100%を超える。
つまり、自分でも予想していなかったものになる。


12月22日


好きなことの全体から、一番好きな部分を見出す。
そしてその部分をトリミングして、それを自分の全体にする。
「好き率100%」の人生。


12月23日


つぶしがきく人材になるために、せっせと仕事の勉強をする。
とにかくジャンルを問わず、睡眠を削って人一倍勉強する。
資格も取る。
そして、はたと気がつく。
「どんなに学んでも、自分の人生を切り開くことができない」と。


12月24日


自分の人生を切り開くのは、「好きなこと」「やりたいこと」。
そしてそれに伴う「行動」だけだったのだ。


12月25日


「成功者になりたい」
「豊かなくらしをしたい」
だが、成功がどんな姿をしているのかを知らなければ、成功が現れても気がつかないではないか。
豊かなくらしがどんな姿をしているのかを知らなければ、豊かさが訪れても気がつかないではないか。


12月26日


価値あるゴールを段階的に達成していく。
それが成功だ。
そして価値あるゴールや、何を達成するのかは、自分自身で描くことだ。


12月27日


目的とは何か?
「エネルギーを使う理由」だ。
「ゴールへ向かう理由」でもある。
目的を定めるというのは、理由を明確にする、ということなのだ。


12月28日


好きなこと、やりたいこと、将来の夢。
それを自由に描く。
そしてその後、「目的」、つまりそれを実現させる理由を考えて、はっきりさせるのだ。
すると実現がより確実になる。
逆に、目的をはっきりさせないと、実現が遠のく。


12月29日


第一目標:「貯金を5000万円にする」
「どうして5000万円貯めたいのか?」
「実家に帰ってワイナリーを開くため」

第二目標:「実家でワイナリーを経営する」
「どうしてワイナリーを開くのか?」
「町全体の活性化に貢献するため」「ワインが大好きだから」

第三目標:「町全体をより活性化させる」
「どうして町全体を活性化に貢献したいのか?」
「より多くの人を喜ばせるため」

最終目標:「より多くの人を喜ばせる」
「どうして、より多くの人を喜ばせたいのか?」
「そこまで聞くのか!?そりゃ、なんつーか、もともと備わっている、使命だ」


12月30日


目的つまりそれをする理由が明確であればあるほど、達成率が高くなる。
目的つまりそれをする理由が強固であればあるほど、達成率が高くなる。


12月31日

ゴールの設定や目標の設定のコツ。
①現在形で書く。(「したい」ではなく「しつつある」)
②前向きな表現で書く。
③達成行動に喜びが伴うものにする。
④具体的な数字と達成日(締め切り)を入れる。
⑤目的(それをやる理由)をはっきりさせる。


0464Vita 12(完)