14.後輩を大事にする。

後輩や部下を大事にすること。
これは組織構成員の義務的役割ではありますが、
もっと深い意味があります。

後輩や部下を大事にすることは、
自分にとっての「処世術」なのです。

自分より年上の人たちは、自分より先に引退していきます。
会社に居られる時間は、「入社して何年」ではなく、「何歳まで」という決め方だからです。
だから自分より年上の人は、自分より先に定年が来て、先に引退していきます。

自分を可愛がってくれた先輩、導いてくれた上司は、
自分が40〜50代になった頃、誰もいないのです。

居るのは、同年代が少数で、大半が年下の後輩たちなのです。
ということは、年上の人に可愛がられる人になるよりも、
年下の後輩たちを可愛がる人であったほうが、
晩年に孤独にならなくてすむ、というわけです。