2.人間社会は「弱肉強食」ではない。弱者は自ら滅んで行く。

動物の世界は「弱肉強食」という食物連鎖で成り立っています。
小さく弱い者を、大きく強いものが捕食していく。
人間の社会は、弱肉強食ではありません。
弱者が強者の肉になることはありません。
しかし、時として「人間社会は弱肉強食だ。強者はふんぞり返って弱者をこき使い、
搾取している」と言う人がいます。

しかし、よく考えてみると、それは勘違いです。
仮に強者が他人からお金を搾り取ろうというなら、弱者つまり「貯蓄の乏しい人」から取ろうと考えるはずがありません。
また、効率の悪い人に働いてもらおうとは考えないものです。
弱者は、自ら檻の中に入って自ら鎖につながり、金目当てに働くことで、自ら弱者となるのです。