おわりに〜懸命にやるから、楽しくなるのだ。

会社の仕事は、決して楽しいものではありません。
しかし、つまらないものでも決してありません。

「楽しいものならば身を入れて懸命にやれるのになあ」
そう考えるのをやめて、こう考えましょう。

「懸命にやれば、楽しくなる」と。
つまり、仕事の楽しさというものは、
「仕事側」にあるものではなく、「自分で引き出すもの」と考えるのです。

「そんな言っても、もう結構懸命にやってるよ。でも楽しくない」
と言うならば、それは
「あなたの内に眠る潜在能力を、まだ出し切れていない」だけです。
持てる力を出し切らずに終わってしまうのは、
未来のあなたやハイヤーセルフ(高次元のあなた)から見ても、
会社側から見ても、社会全体から見ても、
人間の歴史という大きな流れから見ても、
もったいないことです。

持っている力を全部出し切ってから、人生を終わりたいものです。
「力を全部出し切った経験」は、後に最高の心の財産になります。
もし、不況で解雇されたとしても、その経験は失われません。
会社に与えられたり奪われたりすることのない、「真の自信、自尊心」となるのです。
この自身や自尊心は、つぶしがきく能力です。
転属しても、転職しても、独立しても、フリーになっても応用できる、応用ができると言うより、あらゆる仕事の能力の根底を支える能力、いわば「メタ能力」となるのです。

そして、それらを育てるのは、自分自身です。


自分で選んで入った会社です。
自分の力で、とことん面白くしていこうではありませんか。



0053自分の会社を面白くする29のヒント。(完)