30.欲に良いも悪いもない。

欲は、たいてい「悪しきもの」として扱われる。
確かに、性欲が家庭を破壊し、金欲が規律を破壊し、名声欲が家名を破壊する。
だが、欲がなければ、発展もないし、意欲もないし、進化もないのだ。

つまり、欲することを大局的に観れば、それは良いも悪いもないものだ。
ただ、「好転する結果となる欲」と「悪化疲弊させる結果となる欲」があるだけだ。

潜在意識が導く路線上の欲は、人生が好転する欲となる。
これは「欲」と言うよりも「信念」とか「意志」という呼ばれ方をする。

しかし、潜在意識が導く路線上ではないところにある欲は、
求めるほどに、叶って満足するほどに、後々苦しくなるという特徴を持つ。