39.「動いている時計の方が、ゆっくり時間が進む」。

本当に好きな事は、実は情熱を注いでやるというものではない場合が多いです。

ワクワクしてもう走りたくてしょうがない、というような感じではなく、感情的には静かな状態で、相手を静かに見つめ、相手の存在を静かに喜び、しかしアプローチは淡々としている、が、永続的、そんな感じで行っていることこそが、本当に好きな事である場合が多いのです。

人生を振り返ってみて、人生の時間の中で気づけば最も多くの時間をかけていた、そういうものです。
つい、やってしまう。
気づけば、考える前にやっていた。
そんな物事です。
一番長く付き合っている物事です。
1年、3年、5年かけて、ゆっくりと変化していく物事です。

これを相対性理論的に言えば、「ゆっくり進む時計」です。


常に動いている時計の方が、ゆっくりと進むのです。