14.同じ平面の上で、和みの輪があることが「平和」。

助け合いや協力を義務にしてしまうから、逆に平和が崩れてしまうのです。
「やらされる」行為に、心から満足することはありません。
助け合いや協力を義務化すると、
外面だけの表面的なやりとりにしかならず、
内面ではむしろ不満や憎しみを増長させ、
それがある日ふとしたきっかけで表に出る。
そして仲違いになる。
そんなことになってしまう場合も少なくありません。

それぞれが思うところをすればいい。
ただし、お互いに迷惑をかけずに。
そして、それぞれが思う事をやっていても、「それが欲しい」という人が出てくる。
そこで、自然にやりとりが生まれる。
そこで生まれる協力関係は、義務ではない。
だから、法律などなくてもちゃんと律のある行為になるのです。

同じ平面の上で、和みの輪があることが「平和」。

助け合い、協力しあっている姿に平和があるのではない。
法律がなくても、和みの輪が自然に生まれ稼働していること。
それが真の平和と呼べるものではないでしょうか。