18.心に響く一言に出会えれば、それで十分だ。

「本」の中のたった一行、たった一言が、
自分の人生を大きく変えるきっかけになることだってあります。
変化のトリガー(引き金)になることがあるのです。
その点において、本を読むことについて大事な事は、
「最初から最後まで全部読む」よりも
「胸を打たれるような一文に出会う事」だと言えます。

そう、そんな「胸を打たれて涙が止まらなくなるような一文に出会えれば、
その本を読んだ価値は十分にあったと言える」のです。

心に響く一言、それに出会えれば、それで十分なのです。

もちろん、全部読む、何度も読む、
3年寝かせておいて読みたくなったら読む、旅先で読むなど、
読み方は人それぞれであり、どんな読み方をしてもいいと思います。
ただ、どんな読み方であれ、
「心に響く一言に出会おう」という心構えで読むと、
実際それに出会いやすくなり、
それによって読書の利を大きくさせることができると言えるのです。