0269Enlightment(気づき)(結)

0269Enlightment(気づき)(結)


91.人生、そんなもんだ。


一番チャンスが多かった時期に、ことごとくチャンスを捨て。
一番チャンスが乏しい頃になって、ひしひしとチャンスを狙う。
人生、そんなもんだ。
というのも、一番チャンスが多かった時期には、「今が一番チャンスが多い時期と認識できないから」だ。


92.どうやったら、あの葉っぱを手に入れることができる?


20畳ほどの露天風呂。
湯面に、一枚の葉が浮かんでいた。
浴槽の側面から噴出している湯の流れに押され戻され、ゆらりゆらりと円を描いていた。
「葉っぱよ、こっちに来い」と念じた。
何も効果がなかった。
葉っぱをこっちに寄せようと、湯をこちらにかいた。
何も効果がなかった。
どうやったら、あの葉っぱを手に入れることができる?


93.ステキな男性は「君は、」から言い始める。


女性に対して。
イマイチ男性は「みんなは」から言い始める。
フツーの男性は「オレは、」から言い始める。
ステキな男性は「君は、」から言い始める。


94.ステキな女性は「ワタシは」から言い始める。


男性に対して。
イマイチ女性は「みんなは」から言い始める。
フツーの女性は「あなたは」から言い始める。
ステキな女性は「ワタシは」から言い始める。


95.この葉っぱを手に入れる方法。


つづき。
この葉っぱを手に入れる方法。
実は、「力はまったく要らない」。
念力もいらない。
自分の魅力もいらない。
努力もいらない。
葉っぱがくるくると回っている。
その円の中に入ればいいだけだ。
ただそれだけのこと。
自分の居場所を移動すればいいだけのことなのだ。
この葉っぱ、これはお金である。
この葉っぱをお金と考えても、同じことが言えるのだ。


96.「宇宙のルール」に則った生き方。


自分独自の生き方を、第一にする。
これこそ、「宇宙のルール」に則った生き方である。
なぜなら?
宇宙のルールは外にあるのではなく、自分の細胞ひとつひとつの中にあるのだから。


97.自分独自の生き方とは?


自分独自の生き方とは?
それは、自分の計画と目的達成を信じて行動することであり。
本当に好きなことをする生き方であり。
周りの人が少しでも「確実に幸せになる」ことを実感できる生き方であり。


98.「失われた」ことで、人は動く。


それを得ることで受ける刺激を100とすると。
それを失うことで受ける刺激は200である。
どうやらそれは、本当である。
「失われた」ことで、人は動く。


99.すべてを持っていても、愛がなければ何も持っていないのと同じだ。


すべてを持っていても、愛がなければ何も持っていないのと同じだ。
愛を基にすれば、他のすべてがついてくるだろう。


100.すべての出会いは、別れか結びつきを創り出す機会となる。


すべての出会いは、別れか結びつきを創り出す機会となる。
別れか結びつきかという結果を分けるのは、その出会いの中にどんな神経伝達物質を流したかによる。
別れを創り出す伝達物質。
恐れ。
怒り。
嫉妬。
軽蔑。
結びつきを創り出す伝達物質。
信頼。
尊敬。
感謝。
奉仕。


101.相手の立場を考えて。


相手の立場を考えて、コンドーム、バリヤー、オブラートをつけたからこそ。
たくさん出るのだ。
自分のことしか考えないで、生の声を出すと。
かえって、ほとんど出ない、伝わらない、気持ちよくならない。


102.深く生きたいなら。


「速く生きるよりも、深く生きることだ」
これは宗教的な解釈と科学的な解釈で、行動がまったく逆になる。
宗教的な解釈。
「一つのことをじっくり考えること。1を見て10を知れ」という教えと言える。
早々と次のことに取り掛かるのではなく、今この時点を深く掘り下げよということだ。

科学的な解釈。
相対性理論でいえば、速く動くほど、相対的に外側の時計はゆっくりになるので、結局深く生きられる」
だから、深く生きたいなら「とにかく速く動き続ければよい」ということだ。


103.セミの成虫。


セミの成虫。
命はたった一週間しかない。
しかし、その一週間というのは、「人間の時計」における時間であって。
人間のサイクルよりもずっと速く回っているセミ自身にとっては、その一週間は「数年分」なのだ。


104.「バカなやつ」


「バカなやつ」
その言葉、若いときは、「知識の足らないやつ」という意味で使われる。
しかし、年をとると意味は変わっていく。
「知識を、悪意あるリーダーに使われたやつ」という意味になる。
さらには、「ついていく人を見誤ったやつ」となる。


105.成功者とは、苦難から解放された人のことではない。


成功者とは?
功績生成者である。
苦難から解放された人のことではない。
苦難や試練と闘い続けている人のことだ。


106.雇われて働くということ。


雇われて働くということは、先の人(社長や部長)のビジネスを代行する、「代行業をする」ということだ。
だから、好き勝手にできなくて当然であるし。
つまらない部分があるのも当然だし。
給料をこっちの言い値で決められるなんてとても幸運なことなのだ。


107.この今の自分の表現を、最高のものにする。


自分の今。
この今の自分の表現を、最高のものにする。
それが、今日を素晴らしいものにする。
そして、素晴らしい一日が、素晴らしい人生を紡いでいく。
いつだって、自分の最高の表現をしよう。


108.いつでも、今の自分の「最高」を表現すること。


いつでも、今の自分の「最高」を表現すること。
それはかなりエネルギーの要ることであり、どこかに大きな負担をかけることでもある。
だからこそ、自分に栄養を与えなければならないのだ。
よい住まい、よい食事、質のよい休養。
そして、よい習慣が必要なのである。


109.「我が道を行き、決して腐るな。それが天の道」


お金を求めて生活を切り詰めたり、自分独自のものを押し殺すのは、古い時代の成功方法。
新しい時代の成功方法は、自分の生活を楽しみ、独自の仕事をして、自分の器を大きくしていくと、「思わぬところからお金や体験が流れ込んで来る」というものである。
「我が道を行き、決して腐るな。それが天の道」


110.常に3つの結果が生まれる。


常に3つの結果が生まれる。
「損」
「得」
「何も無し」か。
例えば災害であっても。
「被害に遭う人」
「被害に遭わない人」
「自分を改めるなどの、チャンスにできる人」


111.もしも自分が失敗作であるというのなら。


もしも自分が失敗作であるというのなら、最後まで「悪あがき」してみせることだ。
そうではないというのなら、信じて前に進むだけでいい。


112.「おかえりなさい」


「おかえりなさい」
子供の頃を思い出したのではない。
今ここで、再び子供になったのだ。
子供心を取り戻したのではない。
積もり積もっていたものを、払いのけて整理しただけ。


113.自分の利を見据えた上での就職は「取引」となり、搾取されない。


力がないのに就職するから、搾取されるんだ。
力をつけて、自分の利を見据えた上での就職は「取引」となり、搾取されない。
互角に渡り合える。
とでも考えておけば、ひとまずは愚痴は出ない。


114.面接のとき、人事部の面接官や社長が何を見ているか?


雇われるというのは、人に使われるということだ。
面接のとき、人事部の面接官や社長が何を見ているか?
「こいつは、使えそうか?」
たったそれだけだ。


115.大勢の中で成功する一部の人が、やっていること。


大勢の中で成功する一部の人が、やっていること。
それは、「時間を買って」「何かを創って」「売る」である。
つまり、時間の生産、物質の生産、お金の生産の3Sである。

一方、大勢の人がやっていることは。
「時間を売って」「人が創ったものを買う」「所持金を使う」である。
つまり、時間の消費、物質の消費、お金の消費の3Sである。


116.親近感は、投影度合いに比例する。


親近感は、投影度合いに比例する。
投影度合いとは、そのくらい「相手の身になれるか」「自分の分身、自分の一部と思えること」ということ。
投影度合いが大きいものから並べると。
子供。
配偶者。
恋愛相手。
親族。
友人。
先輩後輩。
知らない近所の人。
異国の人。
人間以外の生物。
基本的にはこうなる。
「いや、恋愛相手よりもペットの猫ちゃんの方が大事」という時は、その猫ちゃんに対する投影度合いがかなり大きいためだ。


117.親よりも我が子を優先するのは当然のこと。


投影度合いからして見ると。
親よりも我が子を優先するのは当然のこと。
友人よりも恋人を優先するのも当然なのだ。
自然なのだ。


118.投影度合いの高い対象を優先する。


また、災害などで知らない人が死ぬのは「仕方ない」で済ませられる。
が、自分の子や配偶者が死ぬのは耐えられない、それも当然、自然なのだ。
投影度合いの高い対象を優先する。
高い対象に投影できなくなった時は、その次に高い対象を優先する。
それが自然なのだ。


119.円満な夫婦は、この投影度合いづけがきちんとできている。


円満な夫婦は、この投影度合いづけがきちんとできている。
お互いに相手の投影度合いが高いレベルで安定しているのだ。
結婚に憧れてお見合い結婚したはいいが、早々に冷めてしまうのは、投影度合いが低かったか、低下させているからだ。
では、どうやって投影度合いを高めるか?
「共感し」「相手を理解し」「一緒に作業し」「一緒にいる時間を増やし」「同じものを食べる」ことだ。



0269Enlightment(気づき)(結)(完)