34.自分の黄金時代から、黄金の自分を取り出す。

人生を振り返ってみると、「黄金時代」と言えるような充実した時期があるものです。
人脈も一気に増え、自分の稼働率が最も高く、恋愛も学業も仕事も充実し、
本当にたくさんの濃密な経験をした時期、そんな時期があります。
まさに成功人生。
そう、すでに「成功人生があった」のです。

成功人生とは、「ある目標を達成した瞬間」を言うのではない。
成功人生とは、「自分を完全燃焼している状態」のことを言うのだ。
ということを、その頃はしかし気づかずにいました。
その頃は、「成功」というものの意味すら知らないでいたのです。

そう、振り返ってみて「黄金時代と呼べる時期がある」ということは、
「すでに成功していた」ということなのです。
そして、成功というものの意味や定義を知らない時期にそれをすでに実現していたというその現象は、自分の潜在意識を働かせたことによる、まぎれもない「自分の本当の成功」なのです。

賢人は、優しくこう言われます。
「子供の頃、夢中になってがむしゃらにやっていたことがあるだろう?
 食べ盛りの頃に、食べるのも忘れて取り組んでいた事があるだろう?
 やることそれ自体に、ものすごく充実感があった物事があるだろう?
 それを、やりなさい。
 大人になってから、それを再びやってみなさい。
 それは、君が元々持っていた能力を最高に発揮できる物事だ。
 それは、君の天職である可能性が、極めて高いものだからね。」

そう、「黄金時代」とは、「自分が天職に取り組んでいた時期」だったのです。
それを、思い出しましょう。
そして、天職を復活させましょう。
あなたは、すでに天職を持っていたのです。
あなたはすでに、黄金を手にする力を持っていたのです。