0295プライベートメモ2014(5)

0295プライベートメモ2014(5)




121.「眠りは投資。」


「時間コスト」を考えて行動するようになる。
すると、まずもって「寝る」という行為が、非生産的な行動に思えてくる。
そこでまずやるのが「睡眠時間を減らす」という処置だ。

だがこれは、人生をトータルに考えた時、まったく良策ではない。
疲れている時は、1時間でも眠った方が後々、生産的な行動につながる。
病気の時は、何をおいても眠るのが一番だ。
眠りは投資なのだ。


122.「歯。」


Yさんが夢に出てきた。
そして夢の中で、彼女の歯が抜けた。
夢占いにはこうあった。
「歯が抜ける〜親族の健康に危険の暗示」と。
また「コミュニケーション不足によるトラブル発生の暗示」と。
夢に、好きな人が出てくるのは嬉しい。
でもだからこそ、ちょっと心配になる。


123.「朝。」


朝の目覚めを気持ちよく迎えること。
それが、人生を気持ちよく過ごすこと。
気持ちよくというのは、問題や不安がないということではない。
問題があっても不安があっても、気持ちは前向きである、ということだ。

きっとうまくいく。
何とかなるさ。
何とかしてみせるさ。
そんな具合に。

朝早く起きると、1日に余裕が出る。
すると、その1日を無理なく過ごせる。
すると、その夜気持ちよく眠れて、また気持ちよく起きられる。


124.「良い習慣が良いサイクルを作る。」


楽に生きることは、実は簡単だ。
「気持ち良く眠ること」
たったそれだけだ。

そのためには、お酒とタバコと夜食を控え、夜ふかししないでさっさと寝ればいいだけだ。
たったそれだけのこと。
たったそれだけで、朝の目覚めがよくなる。

目覚めが良いと、体が疲れない。
日中にスムーズに動ける。
すると、その夜、やり残しがなくなる。
すると、その夜、何の後悔もなく、気持ちよく眠りにつくことができる。
好循環が生まれる。


125.「義務から権利へ。」


ニートや引きこもりが増えてきた時代だ。
これは何を表しているのか?
これは、時代の豊かさを表している。
時代の豊かさとは、一つは、「今まで義務だったことが、権利になる」ということだ。
フリーターやニート、ひきこもりは、それを表している。
すなわち、「社会活動への参加は義務ではなく権利(個人の自由意志)」だと。
選挙に行かない若者が多いのは、「義務から権利へ」の典型である。
もしくは、「投票したい人がいない」という自由意志の顕れ。


126.「いいこと。」


いいことは、周りでいっぱい起こっている。
なのに人は、「いいことがない」と言う。
良い事はないとぼやくのは、その人の周りで良いことが起こっていないのではない。
いいことを認識していないのだ。
いいことを求めていながら、いいことに繋がろうとしていないということだ。
まずは、オープンマインドになることだ。
出来事から、一つでもいいから、「こういうところがいいことだ」と、見抜くようにすることだ。


127.「つながる。」


いいことも、嫌なことも、常に起こっている。
「最近、嫌なことばっかりで、いいことがない」
と言うのは、「ない」のではなく、「つながっていない」だけだ。
そして、嫌なことばかりにつながっているだけだ。
嫌な事が起こるのに耐えかねて、つながりを無くしてしまったのだ。
オフラインになっている。
つながりを無くしてしまうと、もう「いいこと」は起こらない。
起こっているのに認識されないからだ。


128.「安らかな心。」


嫌な仕事を頑張ってこなして、お金を手に入れて。
時々海外旅行に行って、パーッと憂さ晴らしをして。
それで幸せを感じても。
それはつかの間の幸せであって。
心の底から幸せを感じることはない。

心の底から幸せを感じるには?
それは、一日のうち、あるいは1年のうち、「常に心が安らか」である状態を過ごすことなのだ。
要するに、「幸せな時と幸せでない時が両方あるときは、心が安らかになれないので本当の幸せではない」ということ。


129.「シンクロニー。」


すべての出来事は必然だ。
そう考えれば、出来事に一喜一憂しなくなる。

例えば旅行を予定していた1か月後の休日。
休日3日前になって、急に仕事が入った。
いざその日になると、台風が襲来してきた。
台風が来たのは、偶然ではない。
そして、旅行の予定日に仕事が入ったのも偶然ではない。
「ああ、旅行に行けなくて、結果オーライ」

結果的には、すべて必然。
すべてつながっている。
そこに自分がつながること。
それがシンクロニー。


130.「旅行。」


たまには、旅行に行こう。
ずっと仕事づくしだと、気分が滅入ってくるし。
しょっちゅう旅行に行っていると、普段の生活から旅をする時間への変化に新鮮味が薄れてくる。
たまにが良いのだ。

「たま旅」である。
その効果は、心のリフレッシュだ。
それはつまり、普段の自分の生活を客観視するということだ。
そうすると、今日はそれを off (休憩)にしているんだとわかる。
そして、普段の自分に、「いや自分は結構よくやってるよ。お疲れさん」と言ってやれるのだ。


131.「続けよう。」


これをやってどうなる?
この先、大丈夫なんだろうか自分は。
と、心配になることがある。
心配になってもいいのだ。
自分を客観視しているっていうことだから。
そういう視点は大事なのだ。

要は、心配しても、気持ちをトーンダウンさせなければいいのだ。
ではどうするか?
こう考えよう。
「まだトンネルの中なのだ」と。
つまり、やっていてどうなるのかはっきり見えず、不安になっているというのは、やっていることが間違っているのではなく、またやり込みが足りないのだということだ。
出口が見えるまで、とことん続けよう。
というか、続けなければならないのだ。
という義務を自分に課さないから、どこにもたどり着けないのだ。


132.「自信。」


自信は、「何をやるか」には関係ない。
自信がつく仕事とか、自信がつかない仕事というものはないからだ。
「どこまでやるか」これによって自信がつくのだ。
とことんまでやり込もう。
自信が生まれたら、その自信を投資するのだ。
「もっと難しい仕事をする」というところに投資するのだ。
それをやり遂げると、さらに大きな自信が返ってくる。


133.「不調。」


管理をしないと調子が狂う。
だが、管理のし過ぎでも調子が狂う。
自分の進路や体調、金銭のやりとりを、管理しようとガチガチに決めてしまう。
すると、たしかに無駄な出費をしなくなる。

しかし、例えば思わぬ大金が手に入った時、逆に困るのだ。
いらぬ欲望が湧き出てきて、伏道へ走ってしまうのだ。
まあこの衝動はハンパではない。
管理度合いは80%ほどにしよう。


134.「突然。」


エッセイや日記のタイトルは、突然浮かんだことでいいのだ。
今日はこういうことを書こうとあらかじめ用意しておくと、内容が「記憶」から出たものだけとなる。
突然浮かんだタイトルについて、気の向くままに書けば、今この瞬間の感情を、文章の中に盛り込むことができるのだ。


135.「破壊。」


壊すことを目的とする行為ならば、それは破壊だ。
作ることを目的とするならば、その破壊行為は、「創造作業の一部」だ。
破壊されても、破壊したとしても、次に何か生み出そうとするならば、それは損失ではない。


136.「現実で自信が生まれ、自信が現実となる。」


長いこと続けてきたことは、これからもずっと続けていける。
それはなぜだろうか?
「長いこと続けてきた」ことで、自信がついているからだ。
続けられるぞ、と自信が持てるのだ。
こうして、長いこと続けてきたことは、長いこと続けてきたという現実によって継続のエネルギーを得る。
そしてさらに続けていけるのだ。
要するに、「続けるための力は、続ける行為から生まれてくる」ということだ。
「ものごとは3年続けてみろ」とよく言われるのは、自信をつけろということなのだ。


137.「プラス思考。」


マイナス思考なきところ、プラス思考もない。
「プラス思考を持て」
と言われるが、それは、今自分はマイナス思考になっているなと自覚している人にとって重要なものであり。
「別に今のままでいいんじゃないか」そういう人にとっては、プラス思考なんて特に重要だとも思わないものだ。
プラス思考は、向上心があってこそ重要に思えるものなのだ。
向上心がない人にとっては、プラス思考はストレスになる。


138.「エッセンス。」


時間を潰すために、コンビニに入って本や雑誌を立ち読みする。
どうせ立ち読みするなら、エッセンスをいただこう。
つまり、本や雑誌の内容の要点を吸収するのだ。
そういう目的を持てば、コンビニに入ってぶらぶらする無駄な時間が無駄ではなくなる。
ぶらぶらしている無駄だと思える行動でも、意味ある目的を持てば、それは大事な行動になる。
ただし、立ち読みは、「本や雑誌を買うために選ぼうとしているお客さん」の迷惑になりかねないので、周りに配慮するべきだ。


139.「スパイラル。」


人生は、あらゆるところでスパイラル(らせん運動)している。
自分の中でのスパイラル。
自分と誰かとのスパイラル。
自分たちと他人たちとのスパイラル。
我々と我々でないものとのスパイラル。
歴史のスパイラル。
スパイラルは、競争であり共生でもある。
相手を抜きさろうというお互いの競争でスパイラルが続いていく。
だが、相手を倒してしまうと、スパイラルが続かなくなる。


140.「出会い。」


出会いは、突然訪れる。
と言っても、出会う以前に、「こういうものに出会いたい」という意識があってこそだ。
それがないと、出会っても見逃す。
出会ったことに気づかない。
しかし、「出会うぞ」と意識している時には、不思議と出会えない。
出会いを望んだ後、望んだことを忘れた頃、出会いは突然訪れる。


141.「毎日やる。」


毎日、1単位。
それを続けるからこそ、意味がある。
毎日コツコツを行うことが目的であり、その結果として創作物を完成させることは、実は目的ではない。
だから、丸一日で、7日から10日分をまとめて作ったとしても、何の意味も残りはしないのだ。
毎日続けることが大事なのだ。
毎日、1年ほど続ければ、どんなことでも習慣になる。
毎日続けるのは、習慣をつけるためなのだ。


142.「自分を知って、実験しよう。」


まず、やってみることだ。
その後、どうだったか反省してみる。
ここがうまくいった。
達成感や自信などが手に入った。
やるまでに時間がかかった原因は何だろうか?
失敗したのはなぜか?
などなど。

自分のその行動を、まるで他人が行ったことのように客観的にとらえて評価する。
この時、自分の行動は、一つの「実験」となる。
自分の行動を実験するには、自分の中に、評価者を持てばいいのだ。


143.「冷めていいのだ。」


「最近、情熱が無くなってきた」と、君が言う。
でも、そのぐらいの年でそれだけ毎日勉強しているなら、むしろ冷めて当然なんだ。
人生に冷めたってことは、人生力がついてきたってことだ。
生きるのが上手になったんだ。
つまり、人生と自分への理解が、深まったってことだ。

そもそも、情熱的に突っ走っている時って、人生も自分も見てはいないでしょ。
情熱的に突っ走っている時は、幻想を見てるでしょ。
美化してるでしょ。
そっちの方が、ニセモノだったんだよ。
今はしっかりと、現物を見てるんだよ。


144.「健康。」


「健康第一」
そう考えるのはいつだって、体調を崩した時だ。
健康がなかったら、ごちそうが目の前にあったって、海外旅行に出かけたって、好きな人と過ごしたって、心の底から喜べないのだ。
ってことは、健康は「幸せの基本であり、幸せの究極でもある」ということだ。
心身の健康が幸せ感へと帰納し、幸せ感が心身の健康へと演繹される。


145.「健康を取り戻す。」


風邪をひいた。
熱が出た。
長引いた。
しかしそのおかげで。
タバコをやめることができた。
お酒をやめることができた。
ギャンブルをやめることができた。
夜ふかしをやめることができた。
なら、結果オーライじゃないか。

体調不良になった時、こう考えるのだ。
「この体調不良から何が得られるだろうか?」と。
すると、その体調不良から「体調不良になる以前の健康以上の健康」を手に入れることができる。
なら、結果オーライじゃないか。


146.「前進と改良。」


このまま書くだけの生活でいいのだろうか?
何もかもに対し、閉そく感を感じる。
こんなことをしていていいのだろうか?

いいのだ。
途中で諦めるな。
途中で諦めたら、すべてがおしまいだ。
「やるかやらないか」の答えはいつだって「やる」だ。

考えるべきは、「どうやるか」だけだ。
発進した以上、あとは前進と改良あるのみだ。


147.「台風。」


台風が近づいている。
外が荒れている。
並木は強風にあおられ、しなっている。
「大きな木の枝が折れて、風に押されて道路を動いていた」とOさんが言った。
そこで私は言った。
「それは、木が歩いていたんだよ。ウドラーだ。今がチャンスとばかりに大移動を始めたんだよ。風がないときに動いたらバレるからね」と。
突然、風が収まった。
ウドラーは大慌てだろうね」
それで、Oさんと2人して笑った。


148.「心の健康。」


心の健康は、外部に影響されはするが、意識すれば外部に影響されなくすることもできる。
心の健康を、外部の出来事に無関係にすることだってできるのだ。
例えば、心に黒い雲がかかりそうな嫌な事があった時、自分に言い聞かせるのだ。
「自分は今、気を悪くしている。
しかし心までは病ますまい」と。


149.「積み重ね。」


結局、毎日の積み重ねが自分を作っていく。
人生を作っていくものなのだ。
毎日やっていること、その中で、もっとも多くの時間を使っているものごと。
それが、自分の中で、もっとも早く成長するのだ。
意識しなくてもいい。
毎日、できるだけ多くの時間を費やすだけ。
それでも、少しずつ成長していくのだ。


150.「GOサイン。」


何かを行うにあたり、慎重になるのは大事なことだ。
即断速攻こそが成功のコツだなどとうたわれている。
が、それには見極めが大切であり、何でもかんでもそうしていると痛いツケを背負うことになってしまうだろう。

しかし、かといって、慎重になりすぎてGOエネルギーを消失させてしまっては何にもならない。
慎重になるのは、上手にGOするためだからだ。
GOサインとは何かというと、「ビジョンが明確になったかどうか」である。


151.「意思の上にも3年。」


「石の上にも3年」という言葉がある。
3年は辛抱して続けろという意味だ。
3年ぐらいはやってみないと、身につかないし、身につかなければ、面白さなどわかりはしないという意味だ。

また、レベルがある程度高まらなければ、他人に貢献することもできない。
だから報酬として自己の心の満足もないのだと。

だが、自らの意思ではなく、「やらされて」石の上に3年座っていれば、何も身に付きはしないのだ。
会社の中で、はつらつと仕事をして輝いている先輩を見ればいい。
その人たちは「自分の意思で」動いている。
大切なのは、「自分の意思でそれをやる」ことなのだ。

自分の意思で3年続けることが大事ということだ。
だから、「意思の上にも3年」なのだ。


152.「ライフワークは、発掘するもの。」


好きなことがわからなくても、今やりたいことをずっと続けていると、見えてくるものだ。
「これは好きなことなのか?」
「ためになることか?」
「ずっと続けていきたいのか?」
それがわかってくるのだ。
それがわかってきたら、いよいよライフワークのスタートだ。

ライフワークはだから、とりあえず3年や5年はやってみないと見えてこないものなのだ。
とにかく、もうちょっとやりたいと思うことは続けてみることだ。
ライフワークは、発掘されるものなのだから。


153.「スタートは感情、継続は理性。」


好きなことには、お金をかけよう。
好きなことをやるときに使うものを高級なものに変えてみよう。
ますます、やりたくなってくるものだ。

初めは「好き」という感情で出発する。
それは結構簡単だ。
好きなことをするのに抵抗はないからだ。
情熱のエネルギーが、現実の障害を破るだけあるからだ。

しかし、継続していくには、感情だけを頼りにしていては絶対に続かない。
理性的に、「好きでい続けられる」ように、努力や工夫をしていることが必要になってくるのだ。
また、「それをやらなければならない理由」を作り出しておく必要もある。


154.「ライフスタイル。」


「何者になりたいか」
ではなく。
「どんな状態の生活をしたいか」
これが大事。
ライフスタイルを作っていくコトが、本当のキャリアアップであり、それを設計していくのがライフデザインだ。

例えば、海外旅行したい。
いろんな国で、ホテルに泊まり、人に会い、考え、モノを書いたり、考えたり、絵を描いたりしたい。
そのように、やりたいことを挙げていくと、それを実現するためのライフスタイルが見えてくる。

「労働の対価ではない不労所得を得ることが必要だ」というのも、そのライフスタイルの中に見出されることの一つである。
「どんな状態の生活をしたいか」を考えることが大事だ。

何者になりたいか、というのは実はあまり考える必要はない。
なぜなら、「何者か」というのは、ほとんどの場合、自分の死後、定まるものだからだ。


155.「焦らない。」


やるべきことがわからなくなったのではない。
やるべきことはわかっている。
ただ、それをやるエネルギーが著しく低下しているだけだ。

エネルギーが著しく低下すると、やるべき事はおろか、日常的なことでも、何も手につかなくなる。
その状態で「何かしないと」と焦るから、何をしていいのかわからなくなるのだ。
何も手につかない時は、何もしないでさっさと寝てしまおう。


156.「悲哀。」


他人の目で自分を見て、自分を哀れむ「悲哀」。
なんとかわいそうに、真面目にやってきたのに不遇に見舞われ、つらい目にあってきたことか。
主観では、この悲哀感は、生まれてこない。
「自分で自分がかわいそうと思う」
この悲哀は、客観ができてこそ。

悲哀を知ると、人に優しくなる。
自分にも優しくなる。
心が柔らかさを持つ。
ますます感性が豊かになり、人の気持ちを察する思いやりを持つようになる。


157.「優しい人は、優れた洞察力と判断力を持つ。」


洞察力とは、人の気持ちを外部の状態から読み取ることだ。
洞察力が優れるというのは、人が気持ちを外に表していなくとも、本心を読み当てられるということだ。
また、読みとってどうするか?
ほうっておくべきか、手を差し伸べるか。
差し伸べるとして、アドバイスだけでいいか、言葉で言わず、行動して見せるか、または、一緒に行動するか?
そのような判断が的確にできること。
これが真の「優しい人」である。

「50代の既婚男性が、20代前半の未婚女性にモテまくる」のも、これで納得がいく。
その男性は、「子供が第一」と必死に子供のことを洞察し暮らしてきた結果、洞察力と判断力が卓越し、「真の優しい人」に、知らず知らずのうちに成り遂げていたのだ。




0295プライベートメモ2014(5)(完)

0294プライベートメモ2014(4)

89.「成功人生を歩んでいる人は、履歴書にこう書く。」


「仕事が楽しい。給料の額は気にならない。給料明細なんて見ずに捨てている」
学生時代にアルバイトをして、そのような気持ちでいた人は多いだろう。
実は、まさにその気持ちこそが成功人生の基本なのだ。
ということを、社会に出て何十年も経つのになぜ気づかないのだろうか?

「楽しくない仕事をしてお金を稼ぎ、お金を使って楽しいことをする」という「楽しさの買い戻し生活」ではなく。
「仕事が楽しくて仕方がない。お金が余る。だから、周りの人に分配する」という「楽しさのオーバーフロー生活」こそが成功人生なのだ。

成功人生とは「仕事と楽しさを直結させること」であって、「年収額」にはほとんど関係がないのだ。
成功人生を歩んでいる人は、履歴書にこう書く。
「趣味:仕事」
「特技:仕事」
「好きなもの:仕事」
「嫌いなもの:労働基準法(週7日働いてはいけないという決まり)」

成功人生を歩んでいる人は、みんな同じく教えてくれる。
「好きな仕事をするか、仕事を好きになりなさい。」と。




0293プライベートメモ2014(3)(完)







0294プライベートメモ2014(4)




90.「根っこで一つになることをすることが、「続けること」。」


例えばブログを書くにしても、毎日、ある一つのタイトルの内容を書き続けるのは難しい。
イデアが浮かばない。
別のことを考えていて、そっちに気が行ってしまったりする。
そういう時は、「今日は書くのをやめた」と、やめるのではなく、「今日の気分で書けるもの」を書けばいいのだ。

例えば旅のことばかり考えてしまうなら、旅についてのブログを書き始めればいい。
今日の気分で文章を書こうとするなら、同時に10ものブログを並行することになる。
が、そうすることで毎日続けられるのだ。
昨日と今日で別のタイトルのブログ文章を書いたとしても、ブログを書く作業は、昨日も今日も同じく行っているのだ。

昨日はたくさん書けたけど今日は気乗りがしないなら、気乗りするタイトルで新たに書き始めればいいということだ。
どのブログも中途仕上がりになるわけだが、それでもいいのだ。
書いたり、やめたりするよりは、タイトルを行き来しながらとにかく毎日書くことが大事なのだ。


91.「心を開く。」


楽しく生きていくために大事なことの一つ。
それが「人付き合いをする」ことだ。
人とわかりあうことだ。
人とわかり合うには、心を開く必要がある。
心を開くには、二つのアプローチをすることだ。
①自分から積極的に接していく。
②自分の心の扉を訪ね、ノックし、開こうとしてくれる人がいる環境に居ること。

この両方が必要だ。
こっちが接して行っても、相手が接してくれないと心が開かない。
通じ合えないからだ。


92.「断つ。」


くだらないと思う事をやってしまうと、ますますそのくだらないことをやってしまうようになる。
例えば、パチスロがくだらない。
勝っても負けても喜びはない。
お金と時間のムダ使いでしかない。
そう思っているのに、心が刺激を求め、刺激を得る一つの手段であるそれをついやってしまう。

すると、「くだらないことをする自分は、くだらないヤツだ」との自覚ができる。
くだらないヤツだから、くだらないことをするのがちょうどいいと考える(同波長の法則)。
かくして、悪循環に陥る。
強い意志で断ち切るしかない。


93.「悪習慣の連鎖。」


例えば、やっとの思いで止めたたばこ。
それをふとした時に、吸ってしまい、また復活させた時。
まず、体にくる。
体調が悪くなる。
「ああ、またやってしまった。オレってなんて弱いんだろう。甘いんだろう。」
そのような自責によって、心の調子も悪くなる。
体と心の調子が悪くなると、「もうどうでもいいや」という気持ちになり。
「今日だけ」解禁しちまえとなる。

しかし、そこでとまらない。
たばこを復活させると大抵、その日は眠れなくなる。
「夜更かし」が生まれる。
「夜更かし」すると、むらむらして「性欲をむさぼる」。
性欲をむさぼれば、次の日、体が疲れる。
それで、仕事を怠ける。
などなど、自分をダメにする行為を連鎖解禁してしまうのだ。


94.「評価。」


評価は目的ではない。
評価を目的にしてはいけない。
評価を目的にすると、人に振り回されるようになるからだ。
自分のペースが崩れる。

自分のペースが崩れると、オリジナリティーや、覚醒して開発されるのを待っている潜在能力をほったらかしにしてしまう。
評価は、ただの手段だ。
自分の力をつけるための、そして自分の力を確認するための手段だ。
特に文章なんて、自分の内側のことしか書けない。
自分以上のものは書けないのだ。


95.「人生を楽しむ。」


楽しむというと、「楽しいことをする」ことだと考えるが、実はそうばかりとは限らない。
嫌なこと、つまり精神的に苦痛を感じることをすることも、人生を楽しむ行為なのだ。
今、自分は苦しいことをしている。
だけれども、だからこそ成長できるのだ。
甘えから来る傲慢さ、欲望から来る心の曇り、安易に叶えようとする怠慢。
そういったものが取り払われる行動なら、実はこれも人生の楽しみの一つなのだ。


96.「プロセス重視。」



本を完成させるためにせっせと書いているわけではない。
書くことが楽しいから書いている。
それでいいのだ。
書くことが、楽しい。
なにがしか自分のためになっている。

自分のためだけでいいんだ。
人様に貢献するために自分を高めて行っているのだから。
行動の真の報酬は、「行動することで得られる充実感と満足感」なのだ。
プロセスを目的にしよう。


97.「今すぐ人格者。」


人格者。
一流の人。
偉人。
慈悲深いき人。
優しい人。
強くたくましい人。
思いやりのある人。
誠実な人。
親切な人。
気前のいい人。
楽しそうな人。
魅力溢れる人。

人格者の特徴をすべて寄せ集め、一言で言うと、こうなる。
「機嫌のいい人」


98.「予定は、体で考える。」


なぜ、立てた予定がちっとも守れないのか?
ルーズなわけでもなく、どうしても他にやることがあったりして、予定通りに進められない。
そういう時は、予定を頭で立てているからだ。

体が習慣としていつもやっていること。
体が今取り組んでいて、熱を入れて進めていること。
それを「いついつまでにこういう形で出力する」という具合に、体の動きをもとに予定を立てるとうまくいく。
予定を立てると、普段よりやりやすくさえなる。


99.「贈り物を、上手に頂こう。」


贈り物を上手に頂くには、送り主を喜ばせるように頂くことだ。
例えば、あるものが欲しい。
だが送り主は、別の物を送りたいと思っている。
なぜなら送り主は、その品を、いろいろと探してやっと見つけ、また貰い手の人生にとってとても意味のあるものと思っており、さらに送り主自身の益となるものだからだ。
こういうときは、その送り主が送りたいというものを受け取ろう。
私はこれが欲しいと言って、わがままを言うと「物」を受け取ることになる。
送り主が送りたいと言ってきたものを受け取ると、「喜びの回線」を接続することになる。


100.「手に入らないときは、手に入れないとき。」


求めて、手に入らないとき。
悔しい。
焦る。
不満になる。
それが手に入らないと、人生が先に進まないと思って、困ってしまう。
だがそれは、思い込みだ。

手に入らないときは、「まだ、手に入れないときだ」と思えばいい。
他の事や今できること、現状で進められることを淡々とやればいいのだ。
それは「すっぱいブドウの心理」のような「逃げ」ではない。
本当に手に入れるべき目的は、「人生を先に進めること」なのだから。
他に進められるところを進ませればいいのだ。


101.「おみくじは、内容より引く姿勢が大事。」


おみくじで大事なのは、大吉か末吉か凶かという内容よりも、「内容に対する姿勢」だ。
内容を素直に受け入れて、それを自己向上のきっかけにするか、それともただの運試しにするか。
それによって、後の生活が変わるかどうかが違ってくる。
おみくじの御利益は、内容ではなく、後の姿勢にあるのだ。
おみくじは、「未来の自分が今の自分宛に書いた手紙だ」と考えよう。


102.「自分でまず考える。」


読書は、自己啓発の最も善良な手段だ。
しかし、多読が過ぎるとかえって有害になる。
というのは、自分で何も考えなくなるからだ。
著者の考えたことを反復して、それがあたかも自分の考えのようにしてしまう。
本当の自分、本来の自分がいなくなってしまうのだ。

自分を、他人の考えという布切れてつぎはぎして形成してしまうのだ。
「自分はこう考えているが、著者はどうかな?」
読書は、そうやって自分で考えたものと、著者の考えを対話させながら読むのが良い。


103.「友人と、楽しく過ごすコツ。」


友人と充実した時間を過ごすコツ。
これは、友人と会って、何をするかという、「内容」ではなく、友人と、どのように会うかという、「会い方」にある。
友人と過ごす時間より1人の自由時間を長くすることだ。
そうすることでさみしくなる。
だから、会いたいという気持ちが強くなる。
会ったら、楽しもうとあれこれ考えるようになる。
1人の時間で成長すると、これまた、会いたいという気持ちが強くなる。
言いたいことやしてあげたいコトが増えるからだ。


104.「本を書くと、外界との付き合いが変わる。」


本を書くと、内容のヒントやアイデアを外界に見つけようとして、外界を積極的に観察するようになる。
例えば、幸せに生きる本とか、仕事が成功する本などのタイトルを掲げ、内容を書こうとする。
すると、日常生活や人々の言動に、自分と他人との関わり合いなどの中に、幸せになるヒントや、成功するヒントを、探すようになる。
本のタイトルが、外界を観察する際に「焦点(フォーカス)」となるのだ。
本を書くと、外界とより積極的にかかわれる。
本が売れなくても、書く時点ですでに大きなメリットがあるわけなのだ。


105.「謙虚な人。」


謙虚な人というのは、人に対してへりくだり、争いをせず、強引なことをしない人、ではない。
「自分自身で強くなろうとしている人」だ。
精神的強さが謙虚さだ。
「弱いものは生き延びられない」
という生命界の掟を知っているのだ。

弱いまま甘えて助けてもらっても強くなれないから、生き延びられないと知っている。
だから、助けを求める前に、まずは自分が強くなろうとしているのだ。
弱さを克服せずに助けを求めることは、傲慢なのだ。


106.「助けないのも優しさ。」


助けて欲しいと言っているのに、助けない。
「頑張れ!1人でやってみろ」と言う。
なんて非情なヤツだと思う。
しかし実はそれも、優しさだ。

弱いままでは生きていけない。
生きていくためには強くならなければならない。
優しい人は、助けを求めるその人を強くしてあげようとしているのだ。
つまり、生き延びられるように願っている。

生きること、生き延びることの尊さを知っている人だからこそ、優しい人であり、そのような人は、人を生かそうとする。
助けを求めるその人自身が強くなることを、望んでいるのだ。

「手を貸すことは、たやすいけれど、今のあなたには、要らない」
「優しさは決して、ただ甘やかすこと だけじゃないよ」
( Do As Infinity 「hand in hand」より)


107.「優しくて謙虚な人は冷酷。」


優しくて謙虚な人は、時として冷酷な面を見せることがある。
助けを求めている人を助けない。
「こうしてくれたらこっちもありがたいんだけど」と言う頼みを聞かない。

なぜか?
優しくて謙虚な人は、生命というものを理解しているからだ。
「弱い者は生きられない。生きたいなら強くならねばならない」
という、生命感の鉄則を知っているからだ。
弱いもの今ここで助けても、強くならない。
だから、生き抜けない。
そう知っているから、助けないのだ。


108.「ハメを外すのも自己管理。」


自己管理というと、予定を立ててそれに自分を従わせることだと考える。
だが、たまに羽目を外すのも自己管理だ。
あまりに整理整頓しすぎていると、時として、ぐちゃぐちゃにしたいという欲求が出てくる。
それもまた、 人の正直な心裡だ。

エントロピーの増大を抑えるばかりが自己管理なのではなく、たまには思いっきり、「エントロピーを増大させたいという心理を抱擁する」のも自己管理だ。
「今日だけは予定を立てず好き放題にしよう」
「今日一日は、やりたい放題」
そのような時間を創ることも大事だ。
結局自己管理とは、心の健康を保つことなのだから。


109.「最初の態度が、最終的な態度。」


面接試験であれ、ネットカフェに入ってブースに着席した時であれ、最初の態度、最初の取り組み姿勢が、本当の態度だ。
心が丸ごと現れているのだ。
本心からそれをしたいわけではないときでも、態度は意識的に取り繕うことができる。
だが、本心は出てこない。
本心は、一番初めと一番後の態度に出ている。
学生の心は、教授が講義室に入ってくる前の態度と、教授が「本日の講義はここまで」と言った後の態度に現れている。


110.「自他の幸せが自分の本当の幸せ。」


自分と関わり合いのあった人が、自分によってではなくとも、幸せになることは、自分にとって幸せだ。
自分の幸せは、自分1人では完成するものではない。
自分とつながりのある人と、自分と、みんなが幸せになって初めて、心底幸せを感じられるものなのだ。

なぜなら、幸せになるには、前提としてオープンマインドになることが必要であり。
オープンマインドとは、大勢の人が仕切り板のない大部屋で仕事をしているようなものだからだ。


111.「原因の解決方法も同じ。」


閉じこもってしまう原因は、たいていの場合、他人との関係にある。
他人に傷つけられたことがある。
あるいは、親しい人を裏切ってしまったことがある。
あるいは、親の期待に応えられない、ふがいない自分と感じている。
そういうものから、閉じこもるようになる。

閉じこもって、人との関わり合いを断ってしまう。
だが、閉じこもりを回復させ、正常なマインドに戻るには、やはり他人との関わり合いが必要なのだ。
人との関わりを避けるほど、閉じこもりは強化される。
閉じこもることに、人と関わるのが怖くなるからだ。
閉じこもりの原因と解決方法は、実は同じ。
「人と関わること」だ。


112.「余裕。」


「彼女と過ごす時間も出世も全部犠牲にしちゃってます。ハハハ……」
それで、創作活動をすることに人生を費やしている。
創作活動と引き換えに、一般の人が大切に思うものを捨てている。
例えば恋愛や出世や社会人としての体裁だ。
それでいて、笑っていられる。
その時、心は余裕を持つ。
何を犠牲にしても、それを補って上回るだけの充実感を与えてくれるものを持てば、余裕が生まれる。


113.「高級品。」


自分にとって高級品とは何か?
それは、「ブランド品」でも「高額商品」でもない。
それは、「使いやすく」「耐久性があり」「使うほどに味が出るもの」だ。
使いやすくないと、毎日使えない。
毎日使うには耐久性が必要だ。
耐久性が高くないと、味が出るまで使い込めない。
味が出てくれば、ますます愛着が湧いて手放せなくなる。
そうつまり、「自分の汗で高級化していく」というわけだ。


114.「コツコツやること。」


いっぺんに沢山やって、その後しばらくやらないよりも、毎日ほんの少しでいいから必ずやることだ。
一年中ずっとやり続けること。
それが大事なのだ。
継続することこそ、もっとも大切なことだ。
習慣を作ることこそ、素晴らしい作品を生み出す近道だ。

1日に何ページも書かなくてもいいのだ。
「1日1ページ」
「1日200文字」
それで十分。
ただし、毎日必ずやること。
1日に、たまった10日分をカバーしても、継続力は身につかない。
継続するためには、習慣を身につける必要があるからだ。

継続力は「習慣」が作る。
習慣は、自分が作る。


115.「贅沢。」


友人の家にお邪魔する。
夕食に、豪華な食事をごちそうになる。
次の日、友人に言う。
「君んとこ、いい意味で贅沢だね」
ところが友人は言う。
「そう?普通だよ」
毎日贅沢をしていると、それがスタンダードになり、もはや贅沢ではなくなる。
では贅沢とは何か?
それは、「質素」と「豪華」を両方知っていて、自由に選択できることだ。
その友人は、朝食と昼食が非常に質素なのだった。


116.「リプレイ。」


たばこの味は、常用するとわからなくなる。
禁煙してしばらくしてから吸うと、とてもよく味がわかる。
初めて吸った時の感覚を思い出す。
初めて入ったパチンコ屋のシーンや、その時の仲間のことなども思い出す。
一度止めて、リプレイすることで、また新しくすることができるのだ。
ただし一度止めたなら、タバコはそのまま止めたほうがいい。


117.「ケミストリー( CHEMISTRY )。」


男女の交わりはケミストリー(化学反応)だ。
化学反応とは、「混ざるとお互いに質的な変化を起こす」ということだ。
出会う前は、孤独だった。
出会って、付き合って、別れた。
別れた後も、孤独だ。
だが、同じ、孤独状態でありながら、心の中はまったく違ったものになっている。
化学変化が起きたのだ。


118.「ファーストフード。」


ファーストフード店の店頭で、注文して待たされる時間の限界は「32秒」だと言われている。
ハンバーガーショップ、ソフトクリームや、いわゆるファーストフードの店に来る客は、味やムードより、早く食べたいのだ。
それが第一。
今すぐ食べたいのだ。
なるべく安く食べたいというのは二の次だ。
なぜなら、ファーストフードというのは「衝動的に食べたい食物」だからだ。


119.「好き。」


好きだからといって、常に好意的に接するとは限らない。
時には会うのが面倒だし、時には文句を言って喧嘩する。
でもだからこそ、好きでいられるのだ。
言いたい事が言えないとか、今の感情を表現できないとかいう、「抑圧」。
これが多くあると、相手との関係を悪化させないようにと思ってそれつまり抑圧行っても、実はそれが関係悪化の原因になる。


120.「自分が好き。」


おそらく、人生における幸せの第一歩。
そして出発点。
それは、「自分を好きになる」というものだ。

自分を好きになるというのは、自分を許すということでもある。
休日に、たっぷり昼寝をする。
それを許してやることだ。

「今日は昼まで寝てた。まあ、たまにはいいよね」
「うん。私は、夕方まで寝てたよ」
それも、いいんじゃない。



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0291プライベートメモ2014(2)つづき




42.「やってて良かった。」


評価されるために頑張って、評価されると、たしかに嬉しい。
しかし、評価どころか誰の目にも触れられないでコツコツやっていることで、ある日突然、これだ!将来展望が開けた!という時の方が嬉しい。
やっぱり、やめずにやってて良かった。
と思う時の方が嬉しいのだ。

決められたゴール。
それに向かって努力する。
そしていい成績を残す。
それは嬉しい。
自分でコツコツ続けている。
ある日突然ゴールに出会う。
やっていて、良かったと思う。
実はその方が嬉しい。


43.「嫌いな人が喜びをもたらす。」


嫌いな人、苦手な人というのがいる。
でもそれをすぐに切り捨ててしまわないことだ。
でないと、ある日突然その人と馬があって、暗雲垂れ込める心の空が一気に全開の快晴になったような感動を味わえなくなるからだ。
ある日突然、ちょっとした出来事でその人と仲良くなり、人生最高だ!と思うようになることだってあるのだ。
苦手な人とは、ちょっと距離を置いておけばいいのだ。
相手の存在を自分の中から消滅させてしまっては、もったいない。


44.「適職は、身近な異性が知っている。」


自分の将来の職業。
それを決めるのは、たやすいことではない。
あれもできそうだし、これもできそうだ。
才能はないかもしれないが、「やってみたいこと」もある。
しかし、その道に入れば、「できること」の道を進む自分と比べはるかにつらいだろう。
ずっと、ペーペー(下端)かもしれない。
ならば楽に出世できる、「できること」を選ぶか?
いや、やはり苦労してなんぼだろう。

自分が夢中で行動をしている時、それを見た身近な異性が言う。
「あなたは〇〇の仕事が合っているんじゃない?すっごく活き活きしてる」
そのカンは、ほとんど正しい。


45.「備えなくとも憂い無し。」


財布にお金が入っていないと不安という若い人がいる。
また、貯金の額面での心の安心を得ている年配の人がいる。
備えあれば憂い無しというわけだ。

備えあれば憂い無し、と言われる
では、備えがなければ憂いありなのだろうか?
備えて安心している人は、備えがなくなれば、不安になるだろう。

備えなくとも憂い無しになるべきだ。
どうやって?
自分がお供え物になればよいのだ。
人生を、天に供えるのだ。
「供えあれば、備えなくとも憂い無し。」


46.「先入観。」


ある人と接するのが苦手だ。
その苦手な人によく似た人と出会う。
すると、中身は別人であるはずなのに、なぜか苦手な感じがする。
先に出会った苦手な人が、その人と重なっているのだ。

接し方は、パターン化するのだ。
そして、先にあった苦手な人、次に出会った苦手な人に似ている人をひっくるめて、苦手なタイプと分類する。
実は、個性をまだ見てもいないのにだ。
それが、先入観というものだ。


47.「羨むよりも、やればよい。」


例えば会社を長期連休して、カップルで海外旅行に行く人がいる。
他の人が、その人を見ている。
「いいなー、うらやましいなー」と。
うらやましいなと思っていたことでも、いざ自分がやってみると、それほどたいしたことではないところわかる
無駄に羨ましがらなくなる。
いい意味で、冷めるのだ。
うらやむヒマがあったら、自分でそれをやってしまうことだ。
何もしない人ほど、羨むことが多い。
行動する人は、うらやむ暇もうらやむ理由もなくしていくので、冷静になる。


48.「孤独。」


先見の明がある人。
世の中の本質を見抜いて、深く理解している人。
そういう人はやはり、どこか孤独だ。
孤独であるからこそ、そういう目が持てるのかもしれない。

人は、水中を泳いでいる最中には、川というものを見抜けない。
渦中にあるときは、それを見ることができないのと同じく。
川から上がった時、川を見ることができる。
同様に、渦中から抜け出した時、その物事を見ることができるのだ。
相対化できるのだ。
世の中から抜け出しているからこそ、世の中が見えるのだ。


49.「今を伝えよう。」


活かつとした文章は、時事的だ。
リアリティーがある。
例えば、桜が咲いた頃は、桜にちなんだ文章を書く。
それだけでリアリティーが生まれる。
読者が、作者の視線と、同じになる。
すると共感が生まれる。
作者が、時事的な内容を文章に盛り込むことで、共感が生まれるのだ。


50.「気合い入れて!」


気合い入れてやるぞ!という時。
男性のそれは、心の状態を表す。
心を引き締めるということだ。
しかし、女性のそれは、服装や化粧を表すのだ。
女性が、気合い入れていくよ!と言うときは、服や化粧をバッチリ決めるということなのだ。
だからそうとう時間がかかる。


51.「天から見つめよう。」


あいつは間違っている。
自分は正しいことをしている。
という考え方は、自分を客観視できないから言えることだ。
自分を、その間違ったあいつの視点から見つめてみよう。
もはや、どちらが間違っているのか、正しいのか、わからなくなるだろう。
それが、「天から見つめる」ということだ。
「天の裁き」というが、天は、何一つ裁きはしないのだ。
なぜなら、天はすべてが見えるのだから。


52.「ロボット。」


自動車は、1960年と比べ40倍以上の生産台数となった。
作業を正確に繰り返すのが、機械(ロボット)の人間に勝るところだ。
物質が普及したのは、(例えば車や家電品、食品や洋服に至るまで)ロボットが生産するようになったからだ。
「演算、正確さ、高精度、くり返し」、そういう作業は、人間ではなくロボットに頼んだ方が良い。
ロボットの方が正確に仕事をする。


53.「使えないものはない。」


始めたことを、「使えないからやめる」のではなく、「使えるわこれ!」というところまで高めることだ。
そうしたら、本当に使えないのは、その始めた事ではなく「今の自分の思考の方だった」とわかるだろう。
使えるものにまで高める努力によって、また使ってもらえたという自信によって、自分も「使えるわオレ!」になってくる。


54.「料理の献立。」


メインはすぐに思いつく。
しかし、メインは野菜ではない場合が多いので、野菜を多く取るための副菜を考える。
ポイントは、栄養。
野菜をいっぱい取るにはどうするかを考える。
すると、料理の全体がバランスよく仕上がる。


55.「インナーフェイス。」


お客さんと接するところだけ、にこやかに丁寧に接しても、カンの鋭いお客さんにはわかってしまう。
「この料理、気持ちが入っていない」と。
「これ、おそらくキッチンの中では面倒だと思いながら適当に作ったんだろうな」
と推測してしまうものだ。
おいしさは、素材や調理方法や、お店のムードだけではなく。
料理に関わった人の気持ちも加味されているものだ。
料理に関わった人が、「忙しくてたまんねえよ。さっさと作って休もうとか」思っていると、気持ちが加味されないのではなく、まずさというスパイスが加味される。


56.「自分のプライマリールール。」


プライマリー(第一義)ルールを自分で自分に決めること。
それが自己コントロールの出発点だ。
例えば、「自分は人前で大人らしく、振る舞ってはいけない!」と決める。
するとどうだ。
人と接するとき、偉そうにできない。
人が何かをしてくれたら、大喜びする。
人の言葉を疑わない。
「君はいつまでも子供だね」と普通の人ならムッとすることを言われても、「正解です!拍手!」


57.「シンクロニシティはしょっちゅう起こっている。」


シンクロニシティという現象の知識を得たから、それが起こり始めたのではない。
昔からずっと起こっていた。
ただ、それをシンクロニシティだと気づけなかっただけだ。
シンクロニシティは、いたるところでしょっちゅう起こっているのだ。
テレビを捨てた生活をしている私。
2月にイタリアへ行くことにしていた。
戸籍謄本を取りに、久々に帰った実家で、不意につけたテレビ。
そこで、なんと、フィレンツェメディチ家の番組をやっていたのだ。
驚いた。
これこそシンクロニシティだ。
神様、ありがとうございます。どっかで見てるでしょ?


0291プライベートメモ2014(2)


0293プライベートメモ2014(3)




58.「ヒトラー最期の12日間。」


秘書の記録を如実に描いた映画。
ヒトラー最期の12日間」。
この映画は、アカデミー賞にノミネートされた、話題作である。
ヒトラーといえば、ユダヤ人を大虐殺した悪の権化・独裁者として、周知されている。
が、その人物が賛否両論されるというところを見ると、時代は、史実を冷静に見つめる視力をまとってきていると言えるかも知れない。
その映画の中で、ヒトラーは、側近には非常にやさしく接していたのだ。


59.「習慣や技術力は、目的のあるところに生まれてくる。」


習慣や技術力を身につけることは、それ自体が目的ではなく、ある目的を果たすための手段なのだ。
例えば、本を書くという目的がある。
すると、出勤前でも、細切れの休憩時間にも書く。
書くことが習慣になる。
量をこなせるから、次第に技術力もレベルアップしてくるのだ。
けっして、書く習慣を身につけようとか、技術力をあげようと考えてはいない。
それなのに、書く習慣が身に付き、技術力も向上しているのだ。


60.「目的が、未来を作る。」


目的が、先の未来に待っていて、やがてそこへたどり着く。
普通人は、そう考えている。
例えば人生の目的が「幸せな生活」ならば、結婚して昇格し、定年間近あるいは退職金を得た後で、目的が達成できると考える。
しかし、本当は、目的は、今ここに居る自分と常にともにあり、目的が人生を作っていくのだ。
目的を果たすためにせっせとやっている。
すると習慣が身に付き、技術力が上がる。
それが、未来の自分の人生を作っていくのだ。
目的とは、人生の同行者なのだ。


61.「元を取る。」


人生は、無駄のない投資で展開していくのではない。
無駄なことをしてしまい、仕方がないからここで何かを学び、何かを得てやろうという行動から展開していく。
例えば、フラれた。
すべての努力は水の泡。
無駄なことをしてしまった。
仕方ない、元を取るぞ。元を!
そう思って、恋愛の心理をケーススタディーするとか。


62.「寄り道の効果。」


寄り道なんて、時間のムダ。
そう言って、大人ほど、寄り道をしない。
「仕事が目的なのだ。寄り道などけしからん」と言われる。
無駄であるはずの寄り道。
だが、それには、実に大きな効果があったのだ。
寄り道の効果。
①新しい発見がある。
②勇気がわく。
③自信がつく。
例えば、知らない土地で寄り道するのは、勇気の要ることだ。
海外ならばもっと恐い。
その勇気が、やがて自信になるのだ。


63.「将来は、今を一生懸命過ごすことで、開けてくるもの。」


能力は、今やるべきことを一生懸命やることで磨かれていく。
それが自分のことならばなおよしだが、たとえ会社に与えられた仕事であっても、間接的に、自分を磨くきっかけとなる。
能力が上がれば、未来は開けてくる。
自分がこれから何をやるべきかが固まってくるのだ。

今を一生懸命にやらずして、いたずらに将来について悩むのはナンセンスだ。
悩んでも将来は見えてこない。
「今を一生懸命やることで、将来が生まれてくる」からだ。
将来というものは、自分の人生の時間軸の先に存在するものではない。
将来というものは、自分自身で創造していくものなのだ。


64.「自分にふさわしいやり方がある。」


何かをやるためには、例えば株とか事業とか何であれ、「綿密な計画を立てよ」と言われる。
しかし、計画を立てられるほど理性的な状態でいる時は、どんなに計画を立てても、いや立てれば立てるほど、やるのが面倒になる人もいる。
そういう人はむしろ、無計画でも勢いでスタートした方がやれるのだ。
「自分にふさわしいやり方」というものがあるのだ。


65.「逃げない。」


今が苦しい。
それを変えたとして、苦しくなくなるだろうか?
もしかすると、新しい苦しみを見つけ出してしまうかもしれない。
このままにしていて、このまま苦しみが続くのか。
それとも楽になるのか。
それはわからない。

確実にわかることは、逃げれば必ず苦しみが増すということだ。
なぜなら、苦しい今よりも、ワンランク弱くなるからだ。
とにかく、逃げることだけはやめよう。


66.「離再来(リサイクル)。」


自分が出したものは、必ず再び自分に返ってくる。
これが離再来(リサイクル)だ。
もちろん、ゴミのことではない。
感情のことだ。
ものではなく、精神のことだ。
自分の、世の中の人への感じ方は、世の中の人の、自分に対する感じ方になっていくのだ。
自分が出した感情が、自分に返ってくるのだ。


67.「チームを開く。」


皆と一緒に動くと、力を出せなくなる人がいる。
1人でやらせたほうが、ずっといい仕事をする人がいる。
そういう人には、チームワーク(役割分担、命令忠実)を押し付けないで、力を出しやすいように「リベロ状態」にしてやることが、もう一次元大きなチームワークだ。
リーダーがここでやるべきは、個人プレー派の人に「我慢してやらせる」事ではなく。
その人の個人プレーが全体に貢献するように、うまく調整することである。


68.「築くより、気づく。」


豊かな世界を築く。
そうではない。
豊かな世界に気づく。
のだ。

豊かさは、今ここにある。
気づくだけでいい。

気づかないから、築かねばどこにもないのだと考えてしまう。
築く前に気づこう。


69.「天職。」


天職とは、成功する可能性が十分にあるとか、ずっと続けることが可能である事ではなくて。
ずっと続けていきたいことだ。
やってもやっても。
今度はこうしてみよう。
こんな事もやってみよう。
こんな課題が出てきた。
と、次々とやりたいことが出てきて、やめようにもやめられないこと。
そういう事が天職だ。


70.「エネルギー。」


自分の中のエネルギーを復活させ、自分にエネルギーをみなぎらせるキッカケ、源は、自分の中にある。
自分の中の、過去の経験にある。
過去の経験のうちの、喜びや感動を得た経験よりもむしろ、与えた経験にあるのだ。
自分に一番エネルギーを与える源は、自分が最もエネルギーを出した経験にあるのだ。
それがトリガーとなるのだ。


71.「大切なことは、シンプルだ。」


よりよく生きる。
そのために大切なこと。
それは二つだけだ。
至ってシンプルだ。
それは。
①やるべきことは、猛スピードかつ精一杯やること。
②反省し、問題点を見つけ、その都度改善していくこと。

あとは、この二つを繰り返すことだ。
それだけで、人生は十分に充実していける。

何をやるかではないのだ。
どうやるかなのだ。
どこまでやりこむか、なのだ。
要するに、「ジャンルの問題」ではなく、「レベルの問題」なのだ。


72.「知恵の恩恵。」


「知恵のある者になれ」と言われてきた。
なぜ、そうならねばならないのか?
それすらもわからずにいた。
とにかく知恵のあるものになろうとしてきた。
たくさん本を読み、人と出会い、人とぶつかり、人を嫌い、嫌われ、人に執着し、愛され、愛したりしてきた。

ある時、はっと気づいた。
親の世代からいつの間にか受け継いでしまっていたもの。
それが、何なのかが見えた。
そして、その方向は違うのだとわかった。
親の世代の複製人生なんてまっぴらだ。
自分の代で変えてやろうと思った。
おそらくこれが、知恵というものだ。


73.「充実感こそ歩み。」


くだらないことを、くだらなくやれば、いつまでやってもくだらない。
くだらないことでも、精一杯猛スピードでやってみると、充実感が得られる。
充実感を得られた時、初めて、一歩進んだといってもいい。
つまり人生の歩みとは、充実感の歩み、充実感の積み重ねであると言える。
充実感にたどり着くことなく物事をこなしても、実は一歩も前進していやしないのだ。
精一杯やる、それを基本に置こう。


74.「つなぎ役になる。」


日本の天才と言われる、弘法大師空海
彼は、中国の密教を日本に伝播しただけでなく、仏像作りに欠かせない水銀の鉱山や、ミネラルの多い水源も開拓した。
四国88ヶ所のほとんどは、実は水銀の鉱山だったのだ。
空海はつまり、つなぎ役をしたのだ。
教えを伝えたい人と、私たちをつないだ。
地球の資源と、私たちをつないだ。
空海は、密教と資源というものを私たちにつなぐために、密教を翻訳し、地球を翻訳してくださったのだ。


75.「心のボタンを、「ブピポン」ボタンに取り替えよう。」


他人の自分に対する批判や評価。
これに「ブブー」とか、「ピンポン!」で反応するのは、自分を理解していない段階だ。
例えば、「あなたって、変人!」といわれる。
そこで、「ブブー」ボタンを押すのは、自分全体が変人呼ばわりされた気になるからだ。
たしかに、変人だ。
だがそれは、部分だ。
つまり、自分の中に、変人的な部分があるということだ。
それがわかると、返事のボタンは、「ブブー」と「ピンポン!」が合体した「ブピポン」になる。


76.「やるか、やらないか。」


迷った時は、「やったらメリットになること」と、「やったらデメリットになること」を、全部紙に書き出そう。
やったらデメリットになることがやりたくない理由だ。
それを一つずつ点検して行こう。
もしかしたら、思い間違いかもしれないし、取りこし苦労しているかもしれないのだ。
特に、やったら相手に迷惑をかけるかもしれないというときは、相手に聞いてみると良い。
「もしかしたら迷惑をかけるかもと思っているんだけど、どうかな?」と。
その返答がいずれであったにせよ、迷いは消える。


77.「夜明けと共に。」


心を静かにし、瞑想するには、自分でそうできる場所に行くか、それができないときは、夜明けを利用すればいい。
夜明け前に外へ出て、夜明けを眺めるのだ。
黒をべったり塗った空よりも、星がまだ見えている空のほうがいい。
朝がやってくるのとともに、静かにしていた心を、徐々に動かしていく。
夜が白々と開けてくるのとともに、心も徐々に光らせていくのだ。
瞑想で「何も考えない状態」だったものを、少しずつ、「さあ今日は何をしようか」と、現実化させていくのだ。


78.「精神の弱い人。」


弱い人は甘える。
強い人は甘えない。
弱い人は、車が欲しい時、あれこれ「車の必要性」を並べ立て、親に買ってもらおうとする。
強い人は、車が欲しい時、自分で稼いで買おうとする。
弱い人は、親に「ダメだ」と言われた時、「じゃあ自分で稼いで買ってやる」方を選択すれば強くなれるのだ。
強い人として出発できるのだ。
「そんなひどいよ。わからずやめ」と泣き出すことを選択すると、いつまでたっても弱い人のままだ。


79.「精神の弱い人は、ますます弱くなる。」


弱い人は、自分で稼いで車を買ってやろうという選択をしない。
親の気が変わるのを待つ。
そして、ついに親が、「中古で上玉を見つけたから」といって買ってくれた。
そして、目の前に現れた念願のそれは、「自分の趣味とえらく違ったものだったり」するのだ。
仕方なくそれに乗る。
不満のまま乗る。
けっして心の底から満足していない。
しかしやがて、「こういう車もいいよね」と、自分の本来の「こうしたいという求め」をすりかえてしまう。
自分の本来の求めをすりかえてしまう。
自分を失っていくのだ。


80.「弱い人は、世界に振り回される。」


弱い人は、何かを欲した時、自分は動かず周りが動いてくれることを期待する。
例えば海外旅行に行きたい。
20万ほど要るという時。
自分で稼いだ給料を貯めようと考えず、親がくれるとか、競馬での3連単が当たるとか、保険の満期金を貰うとか、周りから与えて貰うことを考える。
だが、そんなうまくいくものではない。
だいぶん時が経ち、弱い人はこう考える。
「別に、海外旅行なんて行かなくてもいいや」と。
欲したことが達成できないとき、欲しなかったことにしてしまうのだ。
「すっぱいぶどうの心理」である。


81.「強さとは、自信の投資、自信の回収。」


強さとは、自信のサイクルだ。
「自分でやってやるんだ!」という自信で何かをスタートする。
途中は困難だ。
もうやめようかと思うときもある。
いやダメだ、もう少し頑張ろうと粘る。
そしてついに、やり遂げる。
やり遂げた山頂にあるものは何か?
自信である。
「やれた!自分でもやれた!やればできるんだ!」という自信である。
スタート時に投資した自信が、ゴールで報酬としてより大きな自信となって戻ってくるのだ。
そのサイクルを回して強くなるのだ。


82.「千里の道も一歩から。」


一里は3930m 。
一歩の歩幅が60cm だとすると、6550歩で一里を歩ける。
ということは、千里はその1000倍で、655万歩だ。

一歩が1秒とすると、655万歩くには、1819.4時間かかる。
一日8時間歩くとすると、227日間で走破できるわけだ。
これは物理的な話だ。

だが、精神の一歩は違う。
どんどん歩幅を大きくすることができる。
鍛えれば鍛えるほど、歩幅が大きくなる。
どのように鍛えるか?
毎日考えることと、その日の出来事を反省することで、精神は鍛えられる。


83.「「止まらない」はいつか、「止まる」。「止めない」はずっと「止まらない」。」


はまってしまって止まらないことがある。
しかしそれはやがて止まる。
熱が冷めてしまうのだ。
つまり、止まらないその集中力のエンジンを動かしていたのは、意志ではなく熱だったのだ。
集中力のエンジンを意志で動かそう。
最初はしんどい。
が、走り出すと楽になる。
そして、自分で止めない限り、止まらない。
エンジニアの未来永劫の夢、「永久機関」は今のところ、心の中にある。


84.「探して見つからなければ、掘ろう。」


探して見つからないものは、埋まっている。
だから、掘るしかない。
深めていくコトでしか見つからないということだ。

掘っても掘っても見つからないものは、地上に転がっている。
もしくは、他の人が持っている。
だからそういう時は、穴から出て、人に会いに行くことだ。

「やりたいことを探したけど見つからない」という時は、今やっていることを深めるのだ。
「深めているけど、世の中に通用する自信が出てこない」という時は、人に会いに行こう。
街を歩こう。


85.「飽きたら辞めていい。そのうち飽きないことが一つ見つかる。」


いろんなことをしよう。
つまり飽きたらやめて、他のことをしよう。
辞めることに罪の意識を感じて「辞めるに辞められない」というのは、たった一つの飽きの来ないことを見つけることを先延ばしにしてしまうだけだ。
辞めるのも勇敢な行為だ。
辞めるのも誠実な行為だ。
飽きたら、それはもう、「やってはならない」ということだ。


86.「三日坊主ではなく、“三日だけ坊主”になろう。」


始めたことをすぐに辞めてしまう。
いわゆる性根のないヤツを「三日坊主」という。
三日坊主は、辞めた後、後悔する。
「やらなきゃよかった」
「やめてしまった。自分はダメな奴」
3日後、坊主になる。

だが、「3日だけ坊主」は違う。
初めから、「飽きたらやめる」ことを前提にして、頭を丸めて潔く、「学ばせてください」と飛び込むということだ。
3日だけ坊主になろう。


87.「知ること。」


何をするか。
どのくらいたくさん知るか。
それよりももっと大事なことがある。

楽しみながら知る。
ということだ。
それを知ることが楽しいという時、もはや知識を使って他人に何か作用しようというのは目的ではなく、おまけになる。
楽しいという報酬を得たから、それ以上何かを得るのは、おまけになるのだ。
する事が楽しくないのに、知っちゃうから、その知識を使って儲けてやろうっとか考えて、人一倍学ぼうとして、ますます楽しくなくなるのだ。


88.「お金で楽しみを買う?」


お金がもっとあれば、もっと楽しいことができる。
と考えて、お金を稼ぎに行く。
お金を稼ぐプロセスは、楽しくない方がまさっている。
つまり、「楽しくないことをしてお金を稼ぎ」、「お金を使って楽しいことをしようと」しているわけだ。
お金で楽しさを買うというわけだ。

しかしなのに、使った後あまり喜びがないのはなぜだろうか

0290プライベートメモ2014(1)

0290プライベートメモ2014(1)


1.「ぶつかり合い。」


ぶつかり合いから、付き合いは深くなる。
より深くなる。
ぶつかるのは、確かに恐い。
相手を傷つけてしまいそうで、また自分が傷つけられそうで恐い。
ぶつかるためにはゆえに、「言いたいことをズバンと言っても嫌われない」という信頼感が必要だ。
もしくは、「嫌われたっていい」という覚悟というか開き直りが必要である。
つまり、信頼と覚悟があればぶつかることができるということだ。


2.「ぶつかり合いはギャンブルだ。」


ぶつかって、付き合いは深くなる。
しかし、時には THE ENDつまり破局することもあるだろう。
ぶつかったとき。
より深く付き合うようになるか、そこで事切れるかは、やってみなければわからない。
つまりギャンブルというわけだ。
しかし、ぶつかり合いを避けていれば、人と一向に深い付き合いができないのだ。
ぶつかれない人は、ずっと弱いままだ。
弱いから、ぶつかれないのではなく、ぶつからないから、強くなれないのだ。


3.「出世。」


今までの出世とは、社内出世だった。
同窓会で旧友と顔を合わせた時。
課長か、部長かといったことが話題にされた。
「何をやっているか、どれだけ満足しているか」に触れられていなかった。
これからの出世とは、自己実現だ。
社外出世だ。
どれだけやりたいことをやったか。
どれだけ豊かな人生を歩めたか。
どれだけ、自分自身の道を追及したか。
それが問われるのだ。
自分の思いを実現させた人が、カッコイイ人なのだ。


4.「人生はループ。」


生きているうちは、人生はループだ。
くり返していくのだ。
ただし、前回とまったく同じくり返しではない。
何かが変化した上でのくり返しだ。

例えば人付き合い。
①仲良くなる。
②嫌な所が見えてくる。
③ぶつかる。
④深まる。

というループをグルグル回る。
喧嘩すればするほど仲よしになるということだ。
しかし、破局するという出口もある。
そこはゴールではない。
ループの出口は、死だ。
ゴールに辿り着きたいなら、人生をやめるしかない。


5.「決断力。」


電話の1分間で決断するためには?
常日頃から、自分をしっかり持っておくことだ。
「こうしたい。自分はこれが好きだ。」
と、自分をしっかり持っておくこと。
自分自身を明らかにするように考えておくことだ。
そうでないと、電話口でメリットをたくさん述べられると。
不本意なのに、そちらになびいてしまいかねないからだ。
メリットよりも、自分が好むかどうか。
それを決めるには、自分をしっかり持っておくことが必要だ。


6.「あと30年。」


人生後30年だ。
その間に、世界に何をしてあげられるだろうか?
新しい技術を発明する?
新しい生き方を提案する?
人々の心を豊かにする?
それとも、自分が豊かさを味わう?
何を残す?
何を伝えていける?
それを30代の今から考えて生きれば。
幸せの実態を手に入れることがなかろうとも、幸せに生きていけるだろう。


7.「社会に出てからの試験は、すべて腕試し。」


試験は、腕試しだ。
自分にどのくらい力があるかを試す行為だ。
試験を目標に勉強することは、本質的には、すべてとは言わないが「間違い」だ。
本来は、自分で好きなことをコツコツとやっていて、「力がついているかな?どうかな?」
ということで、「よし腕試ししてみるか」と試験を受けるのだ。
試験は、自分を試す良い手段であって、目的ではない。
それがわかっている人は、「試験なんてくだらないよ」なんて決して言わない。


8.「豊かさは、得るものではなく、今すぐなるもの。」


成功者とは、「自分はもう十分豊かだという前提に立っている者」だ。
そのような前提に立てば、もはや自分に不足しているものを見つめ、手に入れる必要にかられることもなく、心は安定する。
心が安定した状態での退屈を、何を持ってしのぐか、それは、「他人を世話すること」である。
人の話を聞き、手を差し伸べ、導き、見守ることである。
人の世話をする行為は、さらに、自分に豊かな気持ちをもたらすものだ。


9.「怖がらないのではなく、怖いが冷静でいられること。」


恐怖に鈍いものは長生きできない。
戦場などでは、特にそうだ。
また、平和な社会での生活でも、死とまではいかないが、恐怖に鈍いがために大きな損害をこうむることがある。
強い人とは、「恐怖を知らない人」ではない。
怖がらない人でもない。
「恐いことは恐い。」
だが、それを心の片隅に退けておいて、冷静に行動できる人のことなのだ。


10.「置いてきた自分。」


昔、よく通った道。
何年かぶりに通る。
すると、むかしは見えなかったものが今、そこに見えるのだ。
それは、昔の自分である。
この道を通っていた自分だ。
その自分と、今の自分の違いが見える。
昔は、なんと無駄に生きていたことか。
そんなことさえ見つかってくるのだ。
この道を通る動機が、昔と今では違うという時。
今、この道の上に、「置き去りにしてきた自分」を見つけるのだ。


11.「意味あるの?」


大人になると人は、自分や人の行動に、意味を見出そうとする。
すると、行動に意味を見出すのが早くなるし、上手になる。
ところが、「意味があるものはやる、意味がないあるいは意味がわからないものは敬遠する」ようになりがちだ。
もったいない思考パターンだ。
こう考えたほうが楽しい。
「それをやることに、意味はない。ただし、はじめから意味はない。意味は、自分で創造して、くっつけるのだ。」と。
そして、「意味は自分で創造するもの」とわかれば、変わってくる。
「意味を創造してくっつけていくという意味が、すべての行動にはあるのだ」ということが。


12.「続かせよう。」


興味を無くしてしまった理由は、「途中でそれを止めたから」だ。
習慣が崩れたからだ。
興味は、続けることで復活する。
興味が薄れてきた時こそ、自発的に努力する必要がある。
興味があるときは、やりたいから、すぐにやれる。
いわば、AT(オートマチック)車を走らせているようなものだ。
しかし、興味が無くなってきた時は、MT(マニュアル)車つまり自力で自分を操作しなければならないのだ。
興味が失せてきた時こそ、努力やスケジューリングが大事なのだ。
そして、規則が必要なのだ。


13.「勝った時より、負けた時が見極め時。」


勝った時は、ギャンブルであれ、コンテストであれ、些細なゲームであれ、嬉しいものだ。
ギャンブルについて言えば、大抵の人が「大勝ちしたら、やめよう」と言う。
それで長々と小負けを続けている。
やめどきはしかし、負けた時なのだ。
負けた時、こう思う。
①やらなきゃ良かったと後悔する。
②まだだ!まだやってやる。
③楽しかった、もういいや。
本当は、①と②が出るなら、止め時なのだ。


14.「義務のない世界。」


非正規社員やフリーをずっとやっていると、心が苦しくなる。
出世して会社の中で中堅的な仕事を任されている同年代を羨ましく思うことがあるだろう。
と同時に、自分を責める気持ちが湧いてくる。
「自分はこんなところで何をやっているんだろう」と。
自己嫌悪が始まる。

しかし、だからこそ、人生について必死に考えるようになるのだ。
会社で生きれば、考えようと考えまいと、運ばれることがほとんどだ。
会社に与えられた仕事を遂行するという義務。
これが、「自分の人生を自分でどうするか」という心の働きを殺していくのだ。
自分の人生について、ほとんど何も考えなくなるのだ。
一体、どっちが義務のない世界なのか?


15.「冷静な熱中。」


大人の熱中とは、静かなものだ。
毎日自分で決めたことをコツコツやっている。
やっている時、それを行うことに対して、苦しいとか楽しいとかいう感じはない。
そうして気が付けば、360日やっている。
5年間もやっている。
大人の熱中とは、そういうものだ。
ひどく冷静なのだ。
それは、感情的に動いているのではなく、理性的に動いているからだ。
だから熱が冷めることはない。
実は、あまり熱されていない。


16.「飛ばない鳥。」


「鳥のように、空を自由に飛べたらな。
雄大な空を、どこまでも高く。」

ゆったりと、大きな鳥が飛んでいる。
その気持ち良さそうな、開放感に溢れる姿に、つい、そんな言葉が漏れる。
だが、人はやはり人だ。
いざあの大空の鳥のように自由になってみると、自由という空白が怖くなるものなのだ。
会社に通っては、「自由になりたい」と長々と思いつつ、いざ辞めてみると、空白の時間に耐えられなくなり、やがて再び自ら不自由になりに行くのだ。


17.「自分流を見つけよう。」


「下手の横好き」ということわざがある。
いろんな事に手を出すと、結局そのどれもにおいて成功することができないよという意味だ。
一つのことをじっくりと粘って、続けることが大事と言われる。
だが、それができない性格の人もたしかに居る。
例えばパチスロ
一つの台にあり金を全部投入して「出るまで打つ」人もいれば。
少し打って出なければ別の台にひょいひょいと移る人もいる。
そういう人は、ハマリを越えられない。
大勝ちできないタイプだ。
だが、そういう性格なら、あちこちで小さく勝って「勝ち逃げ」すればよいのだ。


18.「我を捨てる。」


我を捨てるというのは、文字通り我欲を捨てるということではない。
それは、「求めに応じた生き方をする」という事だ。
何かを捨てれば、それがあった場所が空白になる。
人の心は、空白には耐えられない。
悪しき事柄であっても、空白よりはマシと考えてしまうのが人の心である。


19.「自分を大切にする。」


自分を大切にするというのは、二つの意味がある。
①まるで新車や、新調したての高級革靴のように、丁寧に扱う。
②自分がここで力尽きても惜しくはないと考え、やりたいようにやれるところまで精一杯やる。
①は、外を大切にすることだ。
②は、内側を大切にすることだ。
どちらも大事ではあるが、外を大切にすることにウェイトをかけると、身動きがとりづらくなってしまう。
失敗や恥を恐れるようになるからだ。


20.「自分がいなくなっても大丈夫。」


「自分がいなくなっても大丈夫。後継ぎがいるから。」
という安心感が、外に執着することから自分を解放し、②を大事にするようになる。
自分は、自分のやりたいことをやろうと。
後継ぎがいるという安心が、自分の腹の底に自信をもたらすのだ。
それで、真剣に、大胆に、行動していけるようになる。
自分という人間を大切にするというのは、「世間から見た自分」、つまり自分の外側を大切にするというよりは。
「自分という個人が人類の歴史の流れの中でやろうとしていることを尊重し、実現を支援する」ということなのだ。


21.「場つながりから、目的つながりへ。」


自分のやりたいことがある。
それには、1人の時間が必要だ。
それをやっていると、必然的に友人と付き合う時間がなくなる。

一人ぼっちになって、しかし、はたと思う。
「友人との時間こそ、人生の楽しみだ。」
だが、時間を持てない。
ジレンマに陥り。
やりたいことを少し減らすか、友人を変えるかしかない。
そうだならば、友人を変えよう。

「場つながりの友人から、目的つながりの友人へ」変えるのだ。
友人と付き合ってなおかつやりたいことが加速的にできるようになれば、こんな楽しい人生はないだろう。


22.「究極の一彫り。」


真の彫刻家は、像の完成は結果に過ぎず、実は「究極の一彫りを目指している」という。
彫刻家というと、芸術的な彫刻作品を彫り上げる人と考えるが、彼らは作品の完成を目指していないというのだ。
作品の出来栄えよりも、究極の一彫り(自分の魂をすべて載せることができたとか、完璧な彫り具合だとか)ができた時、彼らは満足なのだ。


23.「カッコつけるとカッコ悪い。」


自分を自分以上に良く見せようと、いい服を来て、いい靴を履き、高級な小物をつけて、言葉を選び、カッコつけてみる。
だが、周りの人はその人と接して、カッコイイとは言わないのだ。
「ま、あの人なんか気取ってるね。」
あの人何か印象が薄いね。
何か緊張しちゃってる、ああいう人は苦手
なぜだ?
なぜそうなるのか?
かっこつけると、緊張するのだ。
だから、接する人も緊張してしまうのだ。
かっこつけると、自分らしさが殺されるのだ。
だから印象に残らないというわけだ。
印象に残るのは、その人らしさを前面に出して、生き生きしている人だ。


24.「結婚も就職も、目的ではなく手段だ。」


結婚も就職も、自分をより発揮するための手段だ。
それをすること自体が目的ではない。
ゆえに、「結婚や就職に自分を合わせていく」べきではなく、「自分自身に、結婚や就職を合わせていく」べきなのだ。
自分がよりよく発揮できるような状態にするには結婚した方がいい、というときは、そうすればいい。
結婚したいから自分を変えて行こうとすると、結婚すると自分がいなくなってしまう。
だから、結婚生活が続かない、もしくは続けていても苦しいのだ。


25.「免疫。」


反省することで、自分の中に免疫が生まれる。
クレームであれ、進路上の事故であれ、同じようなことがあっても動じなくなる。
がしかし、反省しても、「学ぶことができた。ありがとう。」
という、そのアクシデントに対する感謝の気持ちがないと、免疫機能が作動しない。
「またか!ちくしょう!どうなってんだ!」となるのだ。


26.「自分の反応が、自分に教えてくれる。」


何かをやろうと思った時。
「それは今、本当にやるべきことなんだろうか?」
と考えることがある。
しかし、その答えは、やってみないとわからないものだ。
かと言って、全部やる必要はない。
困難や、不具合に直面するまでやればいい。
困難や不具合に直面した時、自分がどう反応するか?
それによって、やるべきか否かがわかるのだ。
自分の反応が、自分に答えを教えてくれるのだ。


27.「しきたりは、時代が変わると芸術となる。」


その時代において、しきたり、常識として行っていたこと。
これは、それが禁止されるあるいは、まったく違う常識の時代になると、芸術の領域になる。
西洋建築や羽織袴などもそうだ。
映画「ラストサムライ」の、最後の侍の切腹
それは、もはや「生き芸」という芸術の域に達していた。


28.「自分を建設する方向に。」


損得より大事なのは、自分を建設する方向に進むことだ。
建設するとは?
やりたいことができるようになる。
よりスピーディーにできるようになる。
もっと上手に、楽にできるようになる。
ということだ。
それに投資するにしても、まったく別のことをするにしても、損もするし、得もある。
だが、建設方向への投資でない限り、自分は一歩も前へ進まない。
今の財産を確保して現状維持位置しているより、自分を建設するために投資を重ねた方が、最終的には楽しい人生という得を享受することができるのだ。


29.「石の上に3年。」


本当は、意志の上に3年だ。
せっかく、フリーターでいることを許されているならば、フリーターを10年続けてみればいい。
時間を使って存分に、自分のやりたいことをとことんまで突き詰めてみよう。
フリーターならば、会社員の常識にとらわれることはないから、実はかなり、高い質の仕事が可能なのだ。
自分の研究にとことん打ち込むことも可能なのだ。
石の上に座って、戦うべきは絶望と堕落だ。
とりあえず、テレビとプレイステーションを捨てよう。


0290プライベートメモ2014(1)(完)


0291プライベートメモ2014(2)



30.「男の頭の中。」


男性の頭の中は、各部屋に区切られている。
そして、「今はこれ」と、一つのことに集中できる。
集中しているというのは、一つの部屋に入っているというようなものだ。
外や他の部屋のことを意識しない。
例えば浮気が本気でできるのはそのような構造になっているからだ。
それはつまり、Aという部屋にA子がいて、そこに会いに行ってから、 B という部屋に待つ B 子に会いに行くという具合に、頭の中が切り替えられるからなのだ。


31.「女の頭の中。」


しかし、女性の頭の中は、どうやらそうなっていない。
女性と頭の中は、広大な一つの領域が存在している。
区切りがないところが男性と違うところだ。
ゆえに、家や友人関係などで嫌なことがあると、その不機嫌さを職場に持ち込んでしまうのだ。
しかし逆に一ついいことがあると、頭の中全体が暖かくなる。
それで初めて会う人や、いや知らない人にでさえ、明るく微笑んで優しく接したりできるのだ。
愛してくれる1人の人と出会うと人生全体が優しくなり、嫌な人とはとにかく離れたいという行動は、まさにこのような構造があるためだ。


32.「リズム。」


規則正しい生活が、無病息災、不老長寿の秘訣だ。
だが多くの場合、生活リズムは会社が作っている。
会社の出勤退勤リズムに合わせたリズムになっているわけだ。
つまり、会社に与えられたリズムだ。
本当は、まず本当の自分のリズムに乗って、それに仕事の時間帯を合わせていくようにするべきなのだ。
規則正しくしていても、それが本当の自分のリズムでなければ、効果は薄いのだ。
効果が薄いというよりも、自分のどこかが削り取られていく。


33.「自分の世界を持とう。」


一つのことにとらわれるのではなく、一つの世界を持つことだ。
一つの事にとらわれるべきでないと言って、いろんなことに手をつけてみても、それこそ、「下手の横好き」という言葉通り、どれもこれも上手にできない。
また、自分の成長もない。
自分の成長とは、「この世界でより自分らしくあれること」だ。
そうなるためには、自分の世界を持つことだ。
自分の世界それは、魚にとっての水(川や海)という場所的なものではなく。
自分の価値観、自分の出世コースを持つという、内面的なものだ。


34.「成長。」


成長とは、より自分らしくなることだ。
友人が遠ざかろうと、職を失おうと、それと引き換えに時間と自分を投入して行っている物事。
これが「より自分が色濃くなってくる。自分らしくなれる。」物事なのであれば。
それは成長につながっていることだ。
就職、結婚、昇格、定年といった、まるで各駅停車の JR に乗っているような路線では、自分の本当の成長ができにくいのだ。
人が作った成長の路線だからだ。
人が作った成長の路線は、自分の成長の路線と必ずしも重ならない。
「サラリーマンは、税金を安定して納めさせるための作物だ」なんて言われて、悔しくないか?


35.「モチベーション。」


モチベーションを落とさないことだ。
モチベーションが落ちてくると、自信も無くなってくる。
すると、この先こんなことをしていていいのだろうかなんて、不安も頭をもたげてくる
すると、もう自分らしさを追求するのをやめようか、この道を降りてみんなが乗っている JR(人生レール) に乗ろうか。
と考えるようになってしまう。
ところが、他の人と迎合すれば、今度はここに居る理由すら失う。
「自分のやりたいことをやっておけば良かった」などと、晩年になって嘆くほど不幸な人生はない。


36.「オープン。」


オープンな自分とは、他人と関わる自分だ。
他人から吸収したり、他人に与えたり、放出したり、まるで呼吸をするように。
それを積極的にやっていくコトが、オープンな自分というものだろう。


37.「オープン2。」


自分が確立していない(自分の道をまだ見つけていない、歩んでいない)時に、オープンしてしまうと、かえって他に流されて自分を失ってしまう。
まだ体がきちんとできていないのに卵を割って、ヒナを出すようなものだ。
オープンになるにも、前準備が必要だ。
前準備それが、「自分(の道)を見つけること」だ。


38.「自分の道。」


まず自分の道を見つけること。
そしてオープンになること。
この順序を間違えると、自分の中に、偽物の道がたくさん生まれてしまう。
つまり、自分を見失った状態。
それを歩んでしまうと、結局人生で、なにがしたかったのかわからないまま年を取ってしまう。


39.「なぜ人生がつまらないのか?」


1人で行っても楽しい人は、誰かとつながっている人だ。
1人で行っても楽しそうな人は、誰かを愛している人だ。
誰かのためにと動いている。
心がオープンだ。
家に帰ると暗くうつのようになる人は、心がクローズしている。
そんな時、誰にも声をかけない。
誰も愛していない。

仕事ではハキハキしているのになぜ?
仕事をしている時の事を思い出してみよう。
きっと、他人のためにと、せっせと動いていたはずだ。
つまり、心がオープンになっていたのだ。

1人になった時、うつ的にならないようにするには、心をクローズしないことだ。
誰かに話し掛けていく。
誰かにあげるものを作る。
そうやって、オープンにしていくコトだ。

「人生がつまらない」という人は、そういう瞬間、心がクローズしている。
誰かから愛されたいと願うだけで、誰も愛そうとしていない。
だが、人生を楽しくするためには、愛していくこと、つながっていくことだ。
愛されているから楽しいのではない。
愛していく行為が楽しいのだ。


40.「真実。」


例えば、資格をいくつも持っている年下の人に、「資格なんていっぱい持っていたって要は実務能力なんだよね」と非難する。
しかし、非難しつつも、その人の将来展望が自分のそれよりも明るいように感じて、うらやましくなる。
しかし、今の自分で落ち着きたいから、その率直な感じ方を抑圧して、「なんだあんな形だけのヤツ、今につぶれるに違いない」と考える。
他人否定をすることで、相対的に自己肯定を作り出しているのだ。

しかし、そうしたところで自分は今のここから一歩も動いていないのだから、一歩も成長しないのだ。
彼は彼なりに頑張っている。
それでいいのだ。
と考えることだ。
自分は資格を何一つ持っていない。
それはそれでいいのだ。
と考えることだ。

他人を肯定する。
そして、自分を肯定する。
他人を肯定する時、自分も肯定しやすくなるものだ。
その時、真実が見えてくる。

「では、今から自分はどうするか?」
「何でもチャレンジできるじゃないか」
それが見えてくる。
資格、取ろうかとか、今やっていることを深めることに専念しようとか。
こうすることで、成長は阻害されない。


41.「リンク。」


つらい経験が、自分を強くしてくれる。
つらい経験をしたほうがいいのだ。
それで自分が強くなるからだ。
といっても、心が逃げていたら強くならない。

つらい経験をして、強くなる人とならない人は、どこが違うのか?
それは、心が逃げているがいないかの違いだ。
「つらい経験」を、「自分を強くするという結果」に直結させるためには、リンクさせるキーが必要だ。
そのキーこそ、「逃げない」ということだ。
つらいままでいいのだ。
つらいままでいよう。
そこに、新たに見えてくるものがあるから。

0269Enlightment(気づき)(結)

0269Enlightment(気づき)(結)


91.人生、そんなもんだ。


一番チャンスが多かった時期に、ことごとくチャンスを捨て。
一番チャンスが乏しい頃になって、ひしひしとチャンスを狙う。
人生、そんなもんだ。
というのも、一番チャンスが多かった時期には、「今が一番チャンスが多い時期と認識できないから」だ。


92.どうやったら、あの葉っぱを手に入れることができる?


20畳ほどの露天風呂。
湯面に、一枚の葉が浮かんでいた。
浴槽の側面から噴出している湯の流れに押され戻され、ゆらりゆらりと円を描いていた。
「葉っぱよ、こっちに来い」と念じた。
何も効果がなかった。
葉っぱをこっちに寄せようと、湯をこちらにかいた。
何も効果がなかった。
どうやったら、あの葉っぱを手に入れることができる?


93.ステキな男性は「君は、」から言い始める。


女性に対して。
イマイチ男性は「みんなは」から言い始める。
フツーの男性は「オレは、」から言い始める。
ステキな男性は「君は、」から言い始める。


94.ステキな女性は「ワタシは」から言い始める。


男性に対して。
イマイチ女性は「みんなは」から言い始める。
フツーの女性は「あなたは」から言い始める。
ステキな女性は「ワタシは」から言い始める。


95.この葉っぱを手に入れる方法。


つづき。
この葉っぱを手に入れる方法。
実は、「力はまったく要らない」。
念力もいらない。
自分の魅力もいらない。
努力もいらない。
葉っぱがくるくると回っている。
その円の中に入ればいいだけだ。
ただそれだけのこと。
自分の居場所を移動すればいいだけのことなのだ。
この葉っぱ、これはお金である。
この葉っぱをお金と考えても、同じことが言えるのだ。


96.「宇宙のルール」に則った生き方。


自分独自の生き方を、第一にする。
これこそ、「宇宙のルール」に則った生き方である。
なぜなら?
宇宙のルールは外にあるのではなく、自分の細胞ひとつひとつの中にあるのだから。


97.自分独自の生き方とは?


自分独自の生き方とは?
それは、自分の計画と目的達成を信じて行動することであり。
本当に好きなことをする生き方であり。
周りの人が少しでも「確実に幸せになる」ことを実感できる生き方であり。


98.「失われた」ことで、人は動く。


それを得ることで受ける刺激を100とすると。
それを失うことで受ける刺激は200である。
どうやらそれは、本当である。
「失われた」ことで、人は動く。


99.すべてを持っていても、愛がなければ何も持っていないのと同じだ。


すべてを持っていても、愛がなければ何も持っていないのと同じだ。
愛を基にすれば、他のすべてがついてくるだろう。


100.すべての出会いは、別れか結びつきを創り出す機会となる。


すべての出会いは、別れか結びつきを創り出す機会となる。
別れか結びつきかという結果を分けるのは、その出会いの中にどんな神経伝達物質を流したかによる。
別れを創り出す伝達物質。
恐れ。
怒り。
嫉妬。
軽蔑。
結びつきを創り出す伝達物質。
信頼。
尊敬。
感謝。
奉仕。


101.相手の立場を考えて。


相手の立場を考えて、コンドーム、バリヤー、オブラートをつけたからこそ。
たくさん出るのだ。
自分のことしか考えないで、生の声を出すと。
かえって、ほとんど出ない、伝わらない、気持ちよくならない。


102.深く生きたいなら。


「速く生きるよりも、深く生きることだ」
これは宗教的な解釈と科学的な解釈で、行動がまったく逆になる。
宗教的な解釈。
「一つのことをじっくり考えること。1を見て10を知れ」という教えと言える。
早々と次のことに取り掛かるのではなく、今この時点を深く掘り下げよということだ。

科学的な解釈。
相対性理論でいえば、速く動くほど、相対的に外側の時計はゆっくりになるので、結局深く生きられる」
だから、深く生きたいなら「とにかく速く動き続ければよい」ということだ。


103.セミの成虫。


セミの成虫。
命はたった一週間しかない。
しかし、その一週間というのは、「人間の時計」における時間であって。
人間のサイクルよりもずっと速く回っているセミ自身にとっては、その一週間は「数年分」なのだ。


104.「バカなやつ」


「バカなやつ」
その言葉、若いときは、「知識の足らないやつ」という意味で使われる。
しかし、年をとると意味は変わっていく。
「知識を、悪意あるリーダーに使われたやつ」という意味になる。
さらには、「ついていく人を見誤ったやつ」となる。


105.成功者とは、苦難から解放された人のことではない。


成功者とは?
功績生成者である。
苦難から解放された人のことではない。
苦難や試練と闘い続けている人のことだ。


106.雇われて働くということ。


雇われて働くということは、先の人(社長や部長)のビジネスを代行する、「代行業をする」ということだ。
だから、好き勝手にできなくて当然であるし。
つまらない部分があるのも当然だし。
給料をこっちの言い値で決められるなんてとても幸運なことなのだ。


107.この今の自分の表現を、最高のものにする。


自分の今。
この今の自分の表現を、最高のものにする。
それが、今日を素晴らしいものにする。
そして、素晴らしい一日が、素晴らしい人生を紡いでいく。
いつだって、自分の最高の表現をしよう。


108.いつでも、今の自分の「最高」を表現すること。


いつでも、今の自分の「最高」を表現すること。
それはかなりエネルギーの要ることであり、どこかに大きな負担をかけることでもある。
だからこそ、自分に栄養を与えなければならないのだ。
よい住まい、よい食事、質のよい休養。
そして、よい習慣が必要なのである。


109.「我が道を行き、決して腐るな。それが天の道」


お金を求めて生活を切り詰めたり、自分独自のものを押し殺すのは、古い時代の成功方法。
新しい時代の成功方法は、自分の生活を楽しみ、独自の仕事をして、自分の器を大きくしていくと、「思わぬところからお金や体験が流れ込んで来る」というものである。
「我が道を行き、決して腐るな。それが天の道」


110.常に3つの結果が生まれる。


常に3つの結果が生まれる。
「損」
「得」
「何も無し」か。
例えば災害であっても。
「被害に遭う人」
「被害に遭わない人」
「自分を改めるなどの、チャンスにできる人」


111.もしも自分が失敗作であるというのなら。


もしも自分が失敗作であるというのなら、最後まで「悪あがき」してみせることだ。
そうではないというのなら、信じて前に進むだけでいい。


112.「おかえりなさい」


「おかえりなさい」
子供の頃を思い出したのではない。
今ここで、再び子供になったのだ。
子供心を取り戻したのではない。
積もり積もっていたものを、払いのけて整理しただけ。


113.自分の利を見据えた上での就職は「取引」となり、搾取されない。


力がないのに就職するから、搾取されるんだ。
力をつけて、自分の利を見据えた上での就職は「取引」となり、搾取されない。
互角に渡り合える。
とでも考えておけば、ひとまずは愚痴は出ない。


114.面接のとき、人事部の面接官や社長が何を見ているか?


雇われるというのは、人に使われるということだ。
面接のとき、人事部の面接官や社長が何を見ているか?
「こいつは、使えそうか?」
たったそれだけだ。


115.大勢の中で成功する一部の人が、やっていること。


大勢の中で成功する一部の人が、やっていること。
それは、「時間を買って」「何かを創って」「売る」である。
つまり、時間の生産、物質の生産、お金の生産の3Sである。

一方、大勢の人がやっていることは。
「時間を売って」「人が創ったものを買う」「所持金を使う」である。
つまり、時間の消費、物質の消費、お金の消費の3Sである。


116.親近感は、投影度合いに比例する。


親近感は、投影度合いに比例する。
投影度合いとは、そのくらい「相手の身になれるか」「自分の分身、自分の一部と思えること」ということ。
投影度合いが大きいものから並べると。
子供。
配偶者。
恋愛相手。
親族。
友人。
先輩後輩。
知らない近所の人。
異国の人。
人間以外の生物。
基本的にはこうなる。
「いや、恋愛相手よりもペットの猫ちゃんの方が大事」という時は、その猫ちゃんに対する投影度合いがかなり大きいためだ。


117.親よりも我が子を優先するのは当然のこと。


投影度合いからして見ると。
親よりも我が子を優先するのは当然のこと。
友人よりも恋人を優先するのも当然なのだ。
自然なのだ。


118.投影度合いの高い対象を優先する。


また、災害などで知らない人が死ぬのは「仕方ない」で済ませられる。
が、自分の子や配偶者が死ぬのは耐えられない、それも当然、自然なのだ。
投影度合いの高い対象を優先する。
高い対象に投影できなくなった時は、その次に高い対象を優先する。
それが自然なのだ。


119.円満な夫婦は、この投影度合いづけがきちんとできている。


円満な夫婦は、この投影度合いづけがきちんとできている。
お互いに相手の投影度合いが高いレベルで安定しているのだ。
結婚に憧れてお見合い結婚したはいいが、早々に冷めてしまうのは、投影度合いが低かったか、低下させているからだ。
では、どうやって投影度合いを高めるか?
「共感し」「相手を理解し」「一緒に作業し」「一緒にいる時間を増やし」「同じものを食べる」ことだ。



0269Enlightment(気づき)(結)(完)

0268Enlightment(気づき)(3)

0268Enlightment(気づき)(3)



61.作用反作用の法則。


ローリスク、ローリターン。
ハイリスク、ハイリターン。
これは、作用反作用の法則である。
地球を取り巻くあまたのものに流れている法則である。


62.しかし、人はローリスク、ハイリターンを望む。


しかし、人はローリスク、ハイリターンを望む。
するとどうなるか?
ノーリスク、ハイリターンと、ハイリスク、ノーリターンなるものが生まれる。
つまり、「稼がせてあげる人」と「稼ぎたくて仕方がない人」である。
簡単に言えば、ショッピングモールのオーナーと、自分の給料額しか頭にない従業員。


63.長く続ければ半分は成功である。


長く続ければ半分は成功である。
というのも、続けることが何よりも一番難しいことだからだ。
ということは、「好き」とか「やっていて楽しい」などという感情を、続ける動機にしてはならないということだ。
習慣を作らなければならない。
仕事にするのだ。
甲子園の優勝校、前橋育英の監督、荒井直樹氏のモットーも、「凡事徹底」だった。
「誰でもできることを、誰よりも長く続けること」という意味だ。

もっといいのは「天職(使命)」にするのだ。
「自分はこれをやり通すために生まれてきて、これとともに死んでいくのだ」と。


64.人生の起承転結。


熱く始める。
淡々と続ける。
静かに公表する。
全て与える。
人生の起承転結。


65.偉大な人間は、過ちだと気づいたことを決して行わない。


偉大な人間は、過ちだと気づいたことを決して行わない。
それが誰の命令であっても。
処刑されても。
要するに偉大さは、幕引きのところにあるのではないということだ。


66.「人は言葉に縛られている」


大災害や戦災で都市機能が停止した時。
略奪や犯罪的横行が起こる。
それはつまり「人は言葉に縛られている」ということを表わしていたのだ。
言葉つまり、契約や法律である。
だが、経営者は、この言葉や法律に則って、あなたに賃金を払っているのだ。
だからあなたがもし、「言葉に縛られたくない」と言うのであれば。
「予告なく来月の給料が半分にされても文句は言えない」ということだ。


67.衰退中の会社の人はこう言う。


衰退中の会社の人はこう言う。
「今は景気が悪いから」と。
成長中の会社の人はこう言う。
「生産が追いつかない。忙し過ぎる」と。


68.農作物の生産力は、とても偉大なのだ。


あなたは、田植えをしたことがあるだろうか?
田植え、水田に稲の苗を植える作業だ。
一粒の米から生まれた稲の苗。
それが秋には、約5〜6本の枝に分れて、それぞれに70〜100粒の米粒を実らせる。
つまり、「たった一粒の米から、350〜600粒の米を生産できる」のだ。
農作物の生産力は、とても偉大なのだ。


69.人間の脳にも、それと同じようなことは可能だ。


一粒の種から、100粒以上の実を成らせる。
それが自然の偉大さ。
しかし、人間の脳にも、それと同じようなことは可能だ。
「1を観て10を知る」というやつだ。


70.直感をもたらすたった一つの条件。


直感によって投資を大成功させることは可能である。
直感をもたらすたった一つの条件をクリアすればよいだけだ。
その、たった一つの条件とは?
「私は、何も手にしない。全てを世に与える」という覚悟である。
それをクリアすれば、直感が降りてくる。


71.「人生は、始めから成功なのだ」


「人生は、始めから成功なのだ」
そう考える人は与え続ける。
与え続ける結果、成功者となる。
「人生は、成功を手に入れるための道だ」
そう考える人は求め続ける。
求め続ける結果、成功を求める者となる。


72.「100%完璧だ!!」


何であれ。
自分の中で「100%完璧だ!!」と思ったものは。
世界に出ると、50%でしかない。


73.リアル=「裏有る」


リアル。
リアルとは、「裏有る」つまり、裏があるのだ。
裏と表で構成されている。
こちらで100%完成させても、世に出ると50%にしかならないのはそのためだ。
残りの50%つまり裏は、世の中が作る。


74.茶碗に、丼ブリを勢いよく重ねた。


茶碗に、丼ブリを勢いよく重ねた。
当然、茶碗は割れてしまった。
ここに気づきがあるのだ。
「自分の器よりも小さな器に属すると、そこにいる人達を破壊してしまう」と。
自分が、そこにいる人達を壊してしまうようならば、自分はそこよりも器が大きいのだ。
そこから飛び出さなくてはならない。


75.雨が降り、土が育まれた。


雨が降り、土が育まれた。
だがその土は、植物がメキメキ育つことで養分を奪われ、破壊された、一時的に。
植物は育ち、枝葉を実らせた。
だがその枝葉は、シマウマやガゼルたちに食いちぎられ、破壊された、一時的に。
シマウマやガゼルたちは繁殖した。
だが、彼らはチーターやライオンたちに捕食され、繁栄は破壊された、一時的に。
チーターやライオンたちは少ない子孫を残した。
だが、彼らも子孫も、病気や天災で破壊され、土に還った。
この循環。
この営み。


76.「循環」「営み」そのものは、静止画に映らない。


だれが育まれたのか?
だれが破壊されたのか?

だれがだれを育んだのか?
だれがだれを破壊したのか?

断定できない。
断定しようとするならば、この循環を切断し、断面の静止画像を作るしかなくなる。
そう、「生」や「死」、「栄」「枯」「盛」「衰」は、静止画像で断片的に映すことができる。
だが、「循環」「営み」そのものは、映らないのだ。


77.「生きる糧」として食べるなら、動物と変わらないではないか。


目の前の皿に載っている、鶏肉の照焼き。
これを、「食料」として、「栄養分」として、「生きる糧」として食べるなら、動物と変わらないではないか。
人間とは何だろう。
人間なら、もっと別の味わい方ができるのではないか?


78.なぜ、恋愛経験豊富でほとんど何でも自分でする「出来た人」が晩年まで未婚なのか?


なぜ、女子高女子大を出て恋愛経験のあまりない人がさっさと結婚して。
恋愛経験豊富でほとんど何でも自分でする「出来た人」が晩年まで未婚なのか?
それは、「人は、自分にないものを潜在的に求めているから」と言える。
前者は、恋愛に不安であり、それゆえに結婚しようと言いよって来る人に急速に惹かれる。
後者は、何でも自分でなんとかしてしまえるために、他人の援助を求める気が起こらないのだ。


79.「できちゃった婚」「授かり婚


できちゃった婚」「授かり婚
これは今や、引け目を感じる行為でも何でもない。
「子を生んで育むシステムとしての家庭」という認識でそのシステムを構築しようとするのであれば。
子供の胎動を確認してから籍を入れるのは、賢い方法である。


80.あなたをあなたたらしめているものは、0.01%の違いに他ならない。


あなたという人間は、この地球上に、たった一人しかいない。
人間圏が安定し、世界が開け、国家が繋がり、人間圏は発展した。
地球に生存する人間は60億以上。
生物学遺伝子学も発展し、「人間のDNAは99〜99.9%全員同じ」と解かって来た。
とすれば、あなたをあなたたらしめているものは、その、0.01%に他ならない。
その0.01%とは何か?
あなたの脳にあるもの。
つまり、あなたの考えだ。
心だ。


81.「人のコンプレックスを突く」ということは、「その人の一生分の悩みに感染すること」


人は賢い。
自分のコンプレックスなど、とうに把握している。
ただ表に出さないだけだ。
静かに一生気にかけていくだけだ。
しかし、ということは。
「人のコンプレックスを突く」ということは、「その人の一生分の悩みに感染すること」に他ならないということだ。
人のコンプレックスを突くならば、それぐらいの覚悟が必要である。


82.どこに行っても、ムカつく人はいる。


どこに行っても、ムカつく人はいる。
「なんだあいつ、クソムカつく。死ねばいいのに」
そう思ってしまう人は、どこにでもいる。
しかし、そう思ってしまうような相手はほとんどの場合。
「他の人にもそう思われている」のだ。
あなたが裁いても手を下しても、何も変わりはしない。


83.「強い人間などおらん」


「強い人間などおらん。強くあろうとする人間がおるだけじゃ」
BY又八の母(井上雄彦氏著「バガボンド」より)


84.ひどく気をとられる。


人は、若くしては、性と成と声と清にひどく気をとられる。
そして年老いては、死と視と歯と子にひどく気をとられる。


85.幸せはいくらですか?


幸せはタダで手に入る。


86.自由はいくらですか?


自由は、与えることともらうことのバランスで手に入る。
豊かさは、与えることによって心にもたらされる「余裕」から手に入る。


87.目の前の現実や自分の興味がいくら揺れ動いても、動かないものがある。


目の前の現実や自分の興味がいくら揺れ動いても、動かないものがある。
精神の深い部分だ。
そこは動かない。
そこさえしっかりしていれば、むしろ目の前や興味の移り変わりを楽しむことができる。
変化を受け入れて喜ぶことができるのだ。
諸行は無常だが、深心は有常なのだ。


88.なぜ、不幸なのか?


なぜ、不幸なのか?
「幸せがタダで手に入ることに気づいていない」から。
なぜ、不自由なのか?
「していることを、させられていると考え、もらうことを、当たり前と考えている」から。
なぜ、豊かさを感じられないのか?
「もらう以上に与えていない」から。


89.一人一人が自らの手で自分の野蛮さを抑制する時代。


大昔。
野蛮さが勢力を持つ時代だった。
成熟し文化期に入っていた国は、野蛮な民族に次々征服された。
次の時代。
野蛮な民族が淘汰される時代だった。
その次の時代。
野蛮な民族ではなく、「人間の野蛮さ」を、国家間ルールで淘汰するという時代だった。
そして現代。
一人一人が自らの手で自分の野蛮さを抑制する時代となった。


90.作品よりももっと長く残るものは何か?


作品を残せば、自分が死んだ後でも作品は残る。
名は残る。
だが、時代が変わるにつれて、その作品もやがては失われ忘れ去られていく。
では、作品よりももっと長く残るものは何か?
「精神」や「思想」である。
考えたことや、生き様である。
例えば古代ローマの哲学者のように。


0268Enlightment(気づき)(3)(完)

0267Enlightment(気づき)(2)

0267Enlightment(気づき)(2)



31.生物は、98%同じ構造をしている。


生物は、98%同じ構造をしている。
残りの2%が独特のものなのだ。
つまり、「自分」という時。
人間としての自分は98%他の生物と同じで、残りの2%がオリジナルなのだ。


32.自己実現


オリジナルを表現すること。
これが、本当の意味での自己実現だ。
たとえそれが、人間としての流れに逆らうことになったとしてもだ。


33.「人間とは、心の強さが作るものだ」


「人間とは、心の強さが作るものだ」
BY映画「ターミネーター4」。

人間を決めるもの。
それは、心だ。


34.「ああ、もっと早く立ち向かっておけばよかったな」


逃げたら怖さは2倍になる。
立ち向かえば怖さは半分になる。
それどころか、うまくいって、「ああ、もっと早く立ち向かっておけばよかったな」てことになる。
やっぱり、これが人生の面白さだ。


35.死んでしまえば、避けるか向かうかという選択すらできなくなる。


避けるか向かうか。
向かうべきなのだ。
死んでしまえば、永遠に避けることができるのだから。
いや、死んでしまえば、避けるか向かうかという選択すらできなくなる。


36.改める機会を内包しているという点で、失敗はネガティブなものではない。


幸いなことに。
失敗は、今すぐ改めることができる。
「もう一度同じことをしない」と。
改める機会を内包しているという点で、失敗はネガティブなものではない。


37.途上に失敗があるからこそ。


簡単に成功するべきではない。
簡単に成功してしまえば、傲慢になって静かに衰退していくのみとなる。
途上に失敗があるからこそ。
傲慢にならずにコツコツと向上していけるのだ。


38.なぜあの人は多くの人に注目され、支持されているのか。


なぜあの人は多くの人に注目され、支持されているのか。
その人が成功者だからではない。
損をしても向上していこうとする勇敢な行いが見えるからである。
挑戦者、だからである。


39.実はこのような付き合いはとても長続きする。


大人になり、成熟してくると、「一部分しか共有していない」という形の「友人」を作ることができる。
すなわち。
・相手の全てを知る必要はない。
・利害がない。
・相手の一部に魅力を感じるから接している。
そのような割り切った付き合いができるのだ。
実はこのような付き合いはとても長続きする。


40.「初恋の人とつき合って、毎晩最高に燃えるセックスをする」


「初恋の人とつき合って、毎晩最高に燃えるセックスをする」
そんな究極の幸せは、想像の中にしかない。
現実の世界でできることは。
・幸せに向かうこと。
・幸せだと定義した形が崩れないように、メンテナンスすること。
・いまここに喜びを見いだすこと。
それぐらいなものだ。


41.「旅ができること、それ自体がとても幸せなことなのだ」


浜崎あゆみ氏の歌にある。
「♪僕たちは、幸せになるため、この旅路をゆくんだ」
だが、旅を続けていくと、ある日気が付くのだ。
「旅ができること、それ自体がとても幸せなことなのだ」と。
「♪僕たちは、幸せなるこの旅路を、ゆくんだ」


42.日本はガラパゴス化するのか?


iPhoneじゃないよ。ガラ系だよ」
日本はガラパゴス化するのか?
独特の進化を遂げる可能性を持つという点では、日本はガラパゴス化すると言えるかもしれない。
だが、ガラパゴスは、赤道直下に浮かぶ絶海の孤島。
つまり大陸に接してしていない独立環境なのだ。
少なくともアメリカに牽引されている日本は、環境的にガラパゴスにはなれない。


43.「もう最悪!!」というビジョンは、ことごとく実現する。


「もう最高!!」
というビジョンはほとんど実現せず。
「もう最悪!!」
というビジョンは、ことごとく実現する。


44.愛ほど、人を結びつける力はない。


愛ほど、人を結びつける力はない。
しかし、愛ほど人を流れに飲み込ませるものもない。


45.取るのは写真だけ。


取るのは写真だけ。
残すのは足跡だけ。
与えるのは作品だけ。
頂くのはキャラクターイメージだけ。


46.宝くじに当たって大金を得ただけでは、決して豊かに生きられない。


宝くじに当たって大金を得ただけでは、決して豊かに生きられない。
なぜなら、使うと減っていく「お金」に豊かさを依存するからだ。
よって、お金を使えば使うほど豊かさが先細りしていくからだ。


47.強いから、言い切れるんじゃない。


強いから、言い切れるんじゃない。
言い切ることで、強くなっていくんだ。


48.無限に湧き出て仕方がないことを、仕事(事業)にする。


無限に湧き出て仕方がないことを、仕事(事業)にする。
それが自分の成功の最短ルートだ。


49.人間関係は本来、ハイブリッドだ。


人間関係は本来、ハイブリッドだ。
赤ちゃんが必死に泣いているのに、お母さんは笑っている。
じいさんはへらへら笑っているのに、ばあさんは怒っている。


50.ブッダが伝えたのは宗教としての教えではなく、理想の心になるための科学だったのだ。


ブッダが伝えたのは宗教としての教えではなく、理想の心になるための科学だったのだ。
宗教は本質的には「心の教えや導き」であり、形式様式の決まり事のことではない。


51.ようりょうはようりょうに通ず。


ようりょうはようりょうに通ず。
容量は要領に通ず。
容量は妖魎に通ず。
容量は用量に通ず。


52.「やりすぎる」こともまた有効。


少し行き過ぎた行いの結果、人は立ち上がる。
人を奮い立たせるためには、「やりすぎる」こともまた有効。


53.一般人としての体裁を選択しなかった人へ。


恋愛の成就も、結婚生活も、一般人としての体裁も、選択しなかった人へ。
おめでとう。
君の創造力は、それら一般社会人としての生き方を選ぶ自分に、勝ったのだ。
それは大いなる才能である。
あとはそれを生かし切ればいい。


54.天職を見つけられた人と、見つけられなかった人がいるのではない。


天職を見つけられた人と、見つけられなかった人がいるのではない。
一つの仕事に集中して没頭し、「あの人は天職を全うした」と周りの人に言われる人と。
いろんな仕事を適当にやって、「結局あの人は何がしたかったのか」と周りの人に言われる人がいるだけだ。


55.後悔とは何か?


後悔とは何か?
距離のことである。
何と何の距離か?
天職(使命)と、現実との距離である。


56.昔の人は、旅をすること自体に価値を見出した。


昔の人は、旅をすること自体に価値を見出した。
次の人は、旅ができるように世間を広げつないでいくことに、価値を見出した。
次の人は、世界中を旅することに恍惚となった。旅先から手紙を出した。
次の人は、世界中を旅できるのに、何かむなしくなった。
次の人は、旅すること自体に新たな価値を見出した。「ネットを使って日記を公開すること」である。


57.右の頬をぶたれたら?


右の頬をぶたれたら、左の手でぶった手を掴みなさい。
こちらは頬に痛みを受けた。
相手は手を拘束された。
だが、この手と手の間に、共感と触れ合いと存在を認める気持ちが流れる。


58.世の中の反応は、大気の成分と同じだ。


発信し続けること。
その後の世の中の反応は、大気の成分と同じだ。
70%が無関心。
20%は共感。
10%が批判。


59.愚痴を聞いてあげる役。


愚痴を聞いてあげる役。
それだけでも十分に存在価値が出る。
というのも世の中、愚痴りたい人だらけだから。
聞き役が不足しているのだ。


60.一番難しいのは。


一番簡単なのは、他人の批判をすること。
それより難しいのは、創造すること。
一番難しいのは、他人の批判を浴びながらも、創造し続けていくこと。


0267Enlightment(気づき)(完)